- 出演者
- 勝村政信 冨田有紀 木村正明 播戸竜二
今回、ファジアーノ岡山のオーナーである木村正明氏を招き、経験談、私見をうかがう。また、ゲストの播戸竜二氏は2011年、自らと選手をマネジメントする会社を設立した。
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- ファジアーノ岡山FC
オープニング映像。
ファジアーノ岡山の営業収益は昨年に約20億円、今年は約35億円が見込まれている。オーナーの木村正明氏はゴールドマン・サックス証券の出身で、広島にはカープ、兵庫にはタイガースがあるのに、故郷の岡山にはなにもないと悔しさを抱いていた。全国社会人サッカー選手権大会が秋田で開催され、平日にもかかわらず岡山から2人のサポーターが応援に来てくれたという。敗戦後、2人が声をあげて泣いていて、木村氏は思いに応えたいと思ったという。今季、ファジアーノ岡山ではホーム戦の全試合チケットが完売。木村氏は「強さと集客に相関関係はない」と話し、14年シーズンでは18戦不敗だったが、平均入場者数は前年比でマイナスとなった。努力、知恵を駆使することで集客アップにつながるという。
クラブを創設して1500人を集客させるまでが一番難しいといい、木村氏は知人や親族にメール、電話などで来場を懇望した。Jリーグに入会するには平均来場者数3000人がノルマだった。不特定多数の人に呼びかけるため、木村氏は「地方ですと、新聞、地上波放送、地元雑誌などは重要」と語った。J1では平均来場者数2万人を目指す上で、調査が行われたところ、「選手や監督の人柄、個性に惹かれた」という回答が多くを占めた。選手のパーソナルな部分など魅力を発信することは重要だという。また、サポーターを熱狂させるにはホームスタジアムの収容人数を半分は埋める必要があると考える。
リサーチの結果、スタジアムを楽しい場所にすることは集客アップにつながる。岡山のスタジアムでは1日中過ごせるほど楽しいイベントが充実し、スタジアム内外に23店舗が出店。出来立てのスタグルが堪能できるといい、木村氏は「ライバルは居酒屋」と話す。スタジアム観戦を呼びかけるのと、ビール2杯が半額と打ち出すのとで食いつきが異なるという。初めての来場者をリピーターにするにはどうするべきか、木村氏は「ホスピタリティの徹底が大事」と語った。笑顔での接客、迅速かつ適切な対応、雨天のケア、豊富なイベントを実践してきた。
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「FOOT×BRAIN+」の次回予告。
J1リーグ第37節の日程を伝えた。
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