- 出演者
- 原田亮介 林修 藤井由依 ビビる大木 ミッツ・マングローブ 長谷川ミラ
今、屋外プールや海水浴は猛暑の影響で敬遠されている。そんな中、福島県いわき市にある「スパリゾートハワイアンズ」は多くの人で賑わっている。今回は、なのに絶好調・夏のレジャーSPをお届け。
猛暑なのに絶好調の「スパリゾートハワイアンズ」は、入場料は大人が平日3570円、小学生が2250円。総床面積は東京ドーム6.4個分。プールの他にも温泉やホテルがある複合型エンターテインメントリゾート施設。人気のアトラクションは、高低差40.5m、長さ283mの超巨大ボディスライダー。さらにハワイアンズの名物はフラダンスショー。年間来場者数は100万人前後で、2023年度の売上は111億円で過去最高益を出した。
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ハワイアンズの特徴の1つは屋根。夢の島ハワイを実現するために1年中室温28℃を保てる屋内設計となっている。屋根はオープン当初から紫外線を99%カットしており、日焼けしないプールとして支持を集めている。
ハワイアンズにはウォーターパークというエリアに4種類のプールがあり、年間7万トンの水を使用しているが、水道料金は0円。水は毎分5.5トンが湧出する温泉から引いている。さらに温泉水は58℃と高温のため、川の水を混ぜて適温にしている。福島県いわき市には当時本州最大の炭鉱があったが、エネルギーの転換で衰退した。その時に出てきた温泉を活用したのが常磐ハワイアンセンターだった。
ハワイアンズでは新たな演出が取り入れられた。それは閉館近くに行われるものだといい、イルミネーション・ナイトプールが始まった。日中が暑くなりがちな中、涼しい時間に楽しんでもらいたいと始めたのだという。18時以降にチケットを購入すれば半額で楽しむことも可能だ。
ハワイアンズは1990年代は苦戦が続いていたが、年齢層が高い客が多かった中温泉旅館に向かう過程が増えたことが苦戦の理由だった。1997年には当時のギネス世界記録となる1000平方mという江戸を題材とした巨大露天風呂をオープンさせたハワイアンズだが、新たに屋外温泉を増設し、2017年には日本一のボディスライダーなどを増設するなどハワイらしさに固執しない姿勢も功を奏したと原田さんは紹介した。
ハワイアンズにまつわる「プールで遊びながらできる ハワイとは関係ない体験とは?」というクイズが紹介された。プールにいる客に一時退去してもらい行われるのは空中ブランコだった。夏季は毎日2回サーカスが行われるのだといい、ハワイアンズの入場者は無料で観覧することができる。林さんはハワイにとらわれず人気のものを時代に合わせて柔軟に取り入れ、プールはファミリー層、露天風呂で高年齢層・ナイトプールで若年層を取り入れたことが成功の理由ではないかと振り返った。
ジャングリア沖縄や福井県立恐竜博物館とともに恐竜を題材とすることで注目を集めている熊本・御船町・約1万7000人の人口だが、各地に恐竜のモニュメントが展示される恐竜の町となっている。御船町恐竜博物館も恐竜の全身骨格のレプリカが19体展示されて人気を博している。広さは福井県立恐竜博物館の2万3600平方mに対し、わずか1974平方mだが、来場者数は約16万人となっている。入館料は大人500円、小中学生200円ながら年に約4600万円ほどの収入があるという。御船町が恐竜の町となったのは1979年に地元の小学生が肉食恐竜「ミフネリュウ」の歯の化石を発見したことが背景にあり、御船層群という約9000年前の地層からは世界的に貴重な恐竜の化石が見つかったことがあるという。現在は約850点の御船層群の化石が展示されている。
Q.一番値段が高い全身骨格標本は?1.背中に大きな突起 ステゴサウルス、2.首が長く一番大きい ブロントサウルス、3.人気No.1 ティラノサウルス。
熊本・御船町恐竜博物館にある恐竜の全身骨格標本。Q.一番値段が高い全身骨格標本は?1.背中に大きな突起 ステゴサウルス、2.首が長く一番大きい ブロントサウルス、3.人気No.1 ティラノサウルス。恐竜骨格標本の値段は全長でほぼ決まる。正解:2。全長25mのブロントサウルスの値段は約4000万円。全長7mのステゴサウルスは約1190万円。全長13mのティラノサウルスは約2210万円。展示されている19体全部だと約2億900万円。巨大骨格標本は姉妹館のモンタナ州立大学ロッキー博物館にお願いして展示させてもらっているという。アメリカで作られた巨大骨格標本は木箱に入れて船便で厳重に運搬。組み立ては医学系の標本も扱う専門業者が行っている。約4000万円の場合は輸送費・組み立て費を含めて合計約5000万円。実はアメリカでは本物の化石を含む骨格標本をネット販売。
Q.ティラノサウルスの本物の化石55個を含む全身骨格標本の値段は?
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TVerの案内が流れた。
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巨大骨格標本だけでも高額だが、規模の小さい町営博物館でやっていけるのか。御船町観光協会では化石発掘体験をやっており、年間全国から約1万2000人の参加者が集まるという。その化石発掘体験の売り上げは年間約1000万円ほどだという。化石発掘体験は大人1200円、子ども700円で見付けた化石は1人1個まで持ち帰れるという。その他、恐竜グッズや恐竜公園で販売されている恐竜ソフトなど恐竜関係の売り上げ総額は約2500万円にのぼるという。また、1996年に御船層群から翼竜の化石が発掘されたが、それが今年の5月に新種だと判明。これを受けて町では翼竜ソフトを販売。他にも恐竜シフォンケーキや飲むお酢ザウル酢など御船町ならではの恐竜グッズが町のいたるところで販売されている。さらに、毎年恐竜の着ぐるみ運動会を開催。恐竜による経済効果は抜群で、御船町は小さな町にもかかわらず恐竜で絶好調だった。
新種発見となったので、これからもっと人が来るのではないかと長谷川ミラはコメント。恐竜はお金を生む世界最強のコンテンツだと原田亮介氏は指摘。この夏オープンしたジャングリアも恐竜は目玉のアトラクションだと指摘。
新種の発見を続々としている御船町。どのようにして見つけているのか。化石を見付けた後、クリーニングを行うといい、長いと石1つで3年かかるという。2年前にこの作業により日本初となる恐竜の卵の殻の化石を発見した。まだ、大量に化石はあるという。
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化石の保管場所は盗難防止のため、詳しい場所は明かせないというが廃校になった校舎だという。
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ミッツ・マングローブはJR九州とかとタイアップして恐竜新幹線とか走らせて駅とかを強引に作ったらいいなどと提案。長谷川ミラもこんなに見つかっているならもっと予算を投じてもいいなどとコメント。また、ミッツ・マングローブはミッツ・マングローブ、マツコ・デラックスなどを挙げ恐竜の名前みたいでしょ、子どもが覚えたがるなどともコメント。林修はないものねだりではなく、あるものを最大限活用すると大きく人を引き付ける魅力のあるものになると学んだとまとめた。