- 出演者
- 森田正光 山内あゆ 加藤シルビア 日比麻音子 齋藤慎太郎 南波雅俊
来週の天気について、気象予報士・森田正光による解説。電車の座席の暖かさが家や場所を選ばずに体験できるかもしれない、あったかグッズが誕生している。今年発売になったそうだが「まるで電車の座席ヒーター」というもの。どんな椅子にも基本的には取り付けられるという。太ももの裏とふくらはぎの部分にヒーターが入っており、モバイルバッテリーが使え、なかなかコンセントとつなげられなくても部屋の中やオフィスなど場所を選ばずに使える。フル充電で5時間から7時間使えるという。今年の注目についても聞いた。あったかグッズなどを販売する山善担当者によると、今年の注目はパーソナル暖房。「部屋全体を暖める暖房は電気代が高くなる。電気代補助金は一時終了し、物価高で節約志向が高まり、自分だけの暖房が注目されている」と話す。山善の「着るこたつ」を斎藤アナが体験。実は胸とお腹のところにもヒーターが3か所ある。3か所全て使うこともできるし、胸だけ、お腹だけもできるが、着て自分の体を直接暖めることができる。これはケーブルの先も濡らさなければ水で洗ってもOKだという。これもフル充電で2時間ぐらい使えるバッテリーだという。
明治大学は「山の上ホテル」の土地と建物を取得したと発表した。明治大学が取得したのは現在、休業中の東京の老舗ホテル「山の上ホテル」。2031年に迎える創立150周年の記念行事の一環として、現在の外観を維持したまま再整備を行うとしている。ホテル事業も継続するという。山の上ホテルは東京・千代田区・JR御茶ノ水駅近くにあり、周辺の出版社が多いことから、川端康成や三島由紀夫など名だたる文豪が執筆活動を行ったことでも知られている。今年2月から建物の老朽化により全館で休業していた。明治大学は「本学の新たなシンボルとして継承していく」とコメントしている。
上空を覆い尽くすほどの大群。鳴き声などで住民を困惑させているのはムクドリ。名古屋市中心部の飲食店、広小路キッチンマツヤ・仲江亜咲奈店長は、近くの木に「1000羽ぐらいいるんじゃないのか。お客さんも食事をしながら『かなりうるさいね』という」と話す。そして午後5時前になると、ムクドリは店の目の前の木へ。そこで去年から大きな音が出るおもちゃの銃を使った。ムクドリの大群は驚き、逃げていくが、あっという間に元の場所に戻ってきてしまった。名古屋市はムクドリ対策として木の剪定を行っているが、効果はなし。大群が移動するとみられる真冬を待ちわびている。
宮城で行われた国内男子ゴルフ・ダンロップフェニックストーナメント・2日目、ギャラリーの視線を集めたのは、6年ぶりに同じ組で回る松山英樹と石川遼。先週の大会で優勝した石川遼は、チップインを決めてギャラリーを沸かせる。一方の松山英樹はマスターズ王者の技を披露。13番パー4の第2打、もう少しでチップインイーグルというスーパーショットに、ギャラリーも拍手。勢いに乗る松山は、続く14番でも再びスーパーショットで見事ピンそばにつける。最終18番のイーグルトライでは、これを沈め2位タイに浮上した松山。 10年ぶりの大会制覇に向け好位置につけている。
とろっとろの牛すじに、溶岩の上で焼かれた肉厚なお肉、そしてアツアツのおでん。これらにぴったりなものといえばお酒。上野公園で今日から「酒屋角打ちフェス」が始まった。角打ちとは、購入したお酒を販売店の一角で楽しむスタイルのこと。東京の島々で造られた酒を販売する店のおすすめは、芋焼酎・江戸酎蒼。日本酒の名産地として有名な石川県からは、地酒や地ビールが登場。こちらの店のおすすめが、絞りたてのお酒を樽に詰めた樽しぼり。飲んでも、飲まなくても楽しめるこのイベントは、日曜日まで開催している。
自民党は今日、政治資金をチェックする第三者機関を設置することなどを盛り込んだ骨子案をとりまとめた。そして自民党は本当に政治とカネの問題に決着をつけられたのか。日本時間の今日午後、国際会議に出席するため南米・ペルーに到着した石破総理。出発前、自民党議員にある宿題を出していた。政治改革の実現に向けた具体案の作成。自民党は今日、政治改革本部のワーキングチームを開催し、改革の骨子案を取りまとめた。果たして、その本気度は。
今日午前、小泉進次郎氏ら自民党政治改革本部の主要メンバーが集まり、政治資金のあり方などについて党の骨子案をとりまとめた。骨子案では、政治資金をチェックする第三者機関を早期に設置し「国会に置くことを基本」と明記。更に、個人献金の比率を上げるための案も盛り込まれた。そのために、今の法律では30%となっている個人献金の税優遇の控除率を、40%にまで引き上げることを検討すべきとしている。企業団体献金を残したい自民党としては、その依存度を下げる姿勢を示すことで理解を求める狙いがある。その背景には、主要な野党が企業団体献金の禁止を求めているから。禁止に慎重な姿勢を示していた国民民主党の玉木代表も「全党一致してやめますという事で良いのであれば、我が党として反対する理由はない」とした。更に自民党幹部を悩ましているのは裏金問題のけじめ。自民党・政治改革本部の幹部は「とにかく金を返さないと世論は脱税だと怒っているんだから」と話す。自民党では、収支報告書に不記載のあった議員らに不記載の相当額を返金させ、国庫や被災地に寄付できないか検討を進めている。自民党は政治とカネの問題から決別できるのか。信頼回復に向けた議論が活発化している。
連日サプライズ人事を発表している米国のトランプ次期大統領。医療分野などを所管する厚生長官に指名したのは、ワクチンに否定的な発言や、様々な言動が話題になった人。ロバート・ケネディ・ジュニア氏は民主党のジョン・F・ケネディ元大統領の甥で、父親はロバート・F・ケネディ元司法長官。名門ケネディ家の一員ながら、今回の大統領選では党の予備選から撤退すると無所属で出馬。8月に本選から撤退後には一転、共和党のトランプ氏への強い支持を表明していた。弁護士として長年、環境保護活動を続け、子供たちの健康問題についても訴えてきたケネディ氏。ただワクチンについては過去に否定的な発言も。またワクチンが自閉症を引き起こす可能性があるなどと、科学的根拠が薄いとみられる情報から、ワクチンの安全性に疑問を呈したこともある。最近では「ニューヨークのセントラルパークで子熊の死がいを遺棄したことがある」と告白するなど、世間をにぎわせる言動も多いケネディ氏。それでもトランプ氏は「ケネディ氏は慢性疾患がはびこる状況を終わらせて、米国を再び偉大で健康な国にするだろう」と期待を寄せている。
今日、7〜9月のGDP=国内総生産が発表された。スーパーの棚を埋めるパックごはん、実は今回これがGDPの成長を支えた。内閣府が発表した今年7〜9月期のGDPは、年率で0.9%のプラスとなり、2四半期連続のプラス成長となった。押し上げたのは、2四半期連続でプラスとなった個人消費。台風や南海トラフ地震臨時情報を受け、備蓄用の飲料や、パックご飯の消費が急増。また自動車や携帯電話の購入も増えた。ただ専門家の第一生命経済研究所・星野卓也主席エコノミストは「足下の消費マインドは決して良い状態には無い」と話す。
定額減税や賃上げなどで手取りは増えたものの、長引く物価高で節約意識は根強いという。埼玉・朝霞市の東武ストア 朝霞店では、入ってすぐの場所に値下げ商品のコーナーを設けている。今月限定で251品目を最大で40%引きする値下げセールを実施している。上向かない消費マインド。増えたはずの手取りは一体どこへいったのか。聞こえてくるのは「貯蓄」という言葉。実は現役世帯の貯蓄率は、コロナ前を上回る水準で高止まりしている。専門家は、更なる物価高や、この先賃上げが止まるのではといった将来不安が、消費より貯蓄に向かわせていると分析する。成長には、その場凌ぎのばら撒きではない取り組みが求められている。
きょう午前、国会内で自民党、公明党両党と国民民主党の政調会長らが会談し、政府が来週後半にも取りまとめを目指す新しい経済対策について意見を交わした。国民民主党側は経済対策に“103万円の壁”の見直しを盛り込むよう求めていて、きょうは結論が出ず、来週月曜に再び3党で協議することになった。会談後、国民民主党・浜口誠政調会長は「来週が一つの山になる」と述べた。一方、自民党では税制調査会の幹部による「インナー」会合が開かれ、来週から始まる自民公明両党と国民民主党の税調会長らによる“103万円の壁”見直しをめぐる協議を前に意見のすり合わせなどが行われた。自民党・宮沢洋一税調会長は、ともかくどういう物が出てくるかということを待っている状況等と語った。自民党側は3党協議で“103万円”の引き上げ幅と財源の確保策についてセットで議論したい考え。
「103万円の壁」の協議が始まった。「103万円の壁」とは103万円を超えると所得税が課税されるボーダーライン。「178万円」に引き上げると税収は7〜8兆円減る。このうち地方の住民税は4兆円程度減収になる見通し。全国知事会会長・宮城県・村井嘉浩知事は「結果的に大きく住民サービスが下がる。何を削ってどこから財源を生み出すのか。具体的な対策、方策を示した上で与党と話し合いをしていただきたい」と話している。現時点で財源についての結論は出ていない。
“106万円の壁”は年収が106万円を超えると保険料の負担で手取りが減るため、106万円に届かないよう働き控えにもつながることが指摘されている。現在のパートタイマーらの厚生年金加入要件は、従業員51人以上に勤務し、週20時間以上働く年収106万円以上の人。この壁を超えて働くと手取りはどれくらい減るのか。手取りを減らさないようにする助成金もあるが、ない場合は手取りは保険料の負担によって約15万円減る。厚生労働省は厚生年金の加入要件について「週20時間以上」という条件を残した上で、企業の規模の要件と年収の要件を撤廃する方向で議論している。ただ、“20時間の壁”が残れば勤務時間を調整する人も出てくることから「実態はあまり変わらない」とも指摘。一方で、厚生年金への加入で手取りが急激に減る人を防ぐため、厚労省はきょう会社側と従業員で折半の保険料の負担率を会社側が多く負担できる特例案も示した。きょうの部会では“106万円の壁”の撤廃について意見が割れていて、厚労省は年末までに結論を出す考え。日本総研・西沢和彦理事のコメント。
「106万円の壁」とは年収が106万円を超えると保険料を負担することになり手取りが減ってしまうこと。議論の対象はパートタイムなど厚生年金加入者。加入要件を紹介。厚生労働省は企業の規模や年収の要件を撤廃する方向で議論。「週20時間以上の労働」という要件は残る。週20時間、週19時間働いた場合の手取り額を紹介。20時間働いた方が手取りが減るため、「年収の壁」がなくなっても「労働時間の壁」により手取りが減る事になる。政府は年末までに結論を出す考え。
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雲に覆われスッキリしない天気となった東京都心。最近の天気について街の人に聞いた。暑さが長引く今年、鹿児島市では11月1日以降、きのうまでに夏日を8回観測。これは統計開始以来11月として最多。
異例の暑さは食卓にも影響を及ぼしている。いま高くなっているのがキャベツ。スーパーイズミ 業平店ではきょう1玉378円で販売。これでもギリギリの価格だという。キャベツ高騰の悩みは飲食店でも。東京・台東区のとんかつ藤芳 本店の「上ロース定食」。主役のとんかつを支えるのがキャベツだが、このお店で購入しているキャベツは例年1玉300〜400円だったものが800〜900円に値上がり。とんかつ藤芳本店・遠藤猛さんは、倍ぐらいの値段になり大変困っていると話す。キャベツの高騰を受け、店ではサニーレタスを混ぜているほか、定食でサービスしていた「キャベツ大盛」を無料から100円に変更。
なぜ今キャベツが高くなっているのか。茨城・古河市の鈴木農園を取材。スーパーなどに並ぶLサイズより大きく成長。大き過ぎてスーパーに出荷できないという。さらに、暑さや雨などの影響で成長しすぎてキャベツの葉が破裂。この農園では全体の2割ほどが出荷できず、1日最大約10万円の損失だという。食卓にも影響が出ている異例の天気。来週は強い寒気により気温が急降下し、東京はクリスマス並みの寒さが予想されている。
人気スーパーで何買う?日本で暮らす外国人の食卓のオープニング映像。
東京・港区の広尾駅から徒歩3分、外国人に人気のスーパー・ナショナル麻布。世界中から集めたチーズの種類は約300種類。スパイスも約300種類。パスタは約200種類揃っている。商品の約7割が輸入品。日本で暮らす外国人も値上げにはお困りのよう。どんな料理を作るために何を買っているのか教えてもらった。カナダ出身の男性が買ったのは七面鳥。クリスマス近くになると値上がりする可能性があるため早めに買って冷凍するという。米国出身の夫婦はズッキーニやセロリなどたくさんの野菜や赤レンズ豆を購入。おうちで作り方を見せてもらった。
今年1月から弁護士の夫と2人暮らし。身体を休めるクレンズディナー(赤レンズ豆のスープ、グリーンスープ、ビーツのサラダ)を作る。手作りの野菜だしに加えるのはナショナル麻布でかった赤レンズ豆。数種類のスパイスに鶏肉を加えて煮込んで赤レンズ豆のスープの完成。