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酒井里奈は10年働いていた金融の世界を離れ、2005年に東京農業大学に入学し発酵技術の世界に飛び込んだ。起業したのが岩手県奥州市で、2009年の在学中にファーメンステーションを創業した。作っていたのは、米から発酵させたバイオエタノール。ライスエタノールと名付けた化粧品の原料ができあがった。これがファーメンステーション最初の商品だった。その後、ファーメンステーションが飛躍するきっかけとなったのは、CTOを務める杉本利和との出会いだった。杉本利和はアサヒグループなどで20年以上発酵の研究に従事していて、2012年には東京大学より農学博士号を授与された。大手商品メーカーから発酵の専門家たちが続々と集まり、ファーメンステーションは発酵のプロ集団となった。今年11月、ポーラがゆずの搾りかすを活用したボディーソープを発売した。ケリング・ジェネレーション・アワード・ジャパンで、ファイナリスト11社に進出した。
米ぬかを発酵させてできたミルクの香りを持参。その液体を数滴垂らした豆乳と普通のものを飲み比べると香りが全然違うという。ラクトンという成分が入っており、味と香り、最後に残る口触りも牛乳が再現されているという。喉越しが変わるのがすごいなどのコメントが出演者から出ていた。栄養的には、米ぬかに元々入っているビタミンなどが入っており、代替プラス機能性があるという。発酵の前に前処理が必要でそれがファーメンステーションは得意だという。ファーメンステーションはアメリカ進出を目指しており、手応えも感じているという。アメリカは市場が大きいのでそちらで闘うのがいいのではないかと感じているという。女性起業家の草分け的存在の今田素子は人気のITメディアやBUSINESS INSIDER JAPANを立ち上げてきた。そして、今月台湾企業と経営統合したTNLメディアジーンをナスダック市場に上場。今後の戦略について、アジアから世界に向けて優良な情報を発信していけるような企業になっていきたいと話した。
本田圭佑✕起業家 目指す未来とは…。
今後について、沖山氏は「我々の技術などは科学であり、基礎にある誰も発見してこなかったようなものをもっと深堀りし、育てていって1個の写真から30~40の病気が診断できるようになったら困る人はゼロで助かる人は全地球の人であり、世の中に貢献できる開発の強みを育てていきたい」と話した。酒井氏は番組を振り返り、「日本だけでなく、海外もみて、大きなビジョンで諦めずにやっていくことが正解だと思った」などと話した。今田氏は「一番の大きな壁は言語だとし、もったいないと思う」とした。