2024年5月6日放送 0:55 - 1:25 日本テレビ

NNNドキュメント
’24「ハイスクールは水族館!!おひっこし魚〜ず」

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(オープニング)
オープニング

愛媛県大洲市長浜に月1回だけオープンする小さな水族館がある。愛媛県立長浜高校(通称・長高)内に開かれる。

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愛媛県立長浜高等学校長浜(愛媛)
ハイスクールは水族館!!おひっこし魚〜ず
ハイスクールは水族館!!おひっこし魚〜ず

長高水族館は毎月第3土曜日に無料で一般公開。生徒たちが解説を行う。目玉は世界初のハマチショーで始まると人だかりができる。水族館を運営するのは全国唯一の水族館部。約150種類2000匹の生き物はほとんど自分たちで集めてきた。海水は地下からポンプで組み上げている。世話をするのは放課後が中心。水族館部は繁殖・研究・イベント・デザインの4つの班に分かれて活動、部員は自分が大好きな生き物を担当する。実は町の人口が減ってきて長浜高校もピンチだった。もう1年入学者が40人を切ると他の高校の分校になってしまう状況。そこで、入学者を全国から集めようと水族館部員たちが懸命にPR。2022年には57人が入学し、半分以上が水族館部に入部した。この時入部したタコ大好きな石丸さんは今年3年生に。オスのマダコ“もなか”は作秋に地元の漁師さんからもらったという。

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ウツボオトヒメエビカクレクマノミキジハタクラゲツノガエルナンヨウハギハナビラクマノミハリセンボンベンケイガニマダコミズクラゲルリスズメダイ愛媛県立長浜高等学校長高水族館

高校の中の水族館のルーツは90年近く前に四国初の水族館がこの町に誕生したことから始まる。町の人に愛されたが老朽化のため閉館。町の人々は家や店で魚を飼育し町全体を水族館にする取り組みを始めた。その中心となったのが長浜高校。当時の自然科学部の部員と先生で水槽を作り、1999年1月に長高水族館が誕生した。依頼、西日本豪雨があっても公開を続け、地元の人たちを笑顔にしてきた。今では人気の水族館になったが、去年古い設備が原因でハマチが全滅。老朽化などで校内での水族館運営は限界になった。新しい水族館を作りたいと部員たちは地元や自治体に訴え、長高水族館の引っ越しが決まった。移転先は長高のすぐ隣りにある保健センターの中。校内での水族館は今年が最後になった。

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ハマチ大洲市長浜保健センター平成30年7月豪雨愛媛県立長浜高等学校長浜まちなみ水族館長高水族館

高校での最後の一般公開の日、子どもから大人まで約400人が訪れ校舎の中の水族館は幕を下ろした。いよいよ引っ越しが本格的に始まった。一番目立つ入り口には全長3メートルの巨大水槽が置かれ、新しい水槽が次々と運び込まれた。一方、学校の魚たちはお引っ越しの準備。水温を合わせて魚たちを運ぶ。タコ担当の石丸さんはマダコのもなかが入る新居づくり。集めてきた海藻をレイアウトして、メスのタコともなかを水槽に入れた。石丸さんは親元を離れ寮生活をしている。学校帰りに寄ったのは地元の飲食店。町を盛り上げてくれる長高の生徒に地元の人たちは支援を惜しまず、食事を安く提供してくれたり、住まいを確保してくれたり。石丸さんの住む部屋も地元の人がアパートを女子寮としてリフォームしてくれたという。石丸さんの部屋には大きな水槽がありヘルマンリクガメを飼育している。タコに興味を持ったのは小学生の時で、もなかは小さい頃から大切に育ててきた。しかし、翌日水族館に行くともなかは死んでいた。メスと交接したオスダコは死に至ることが多いが、引っ越し翌日とは予想していなかった。

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クモウツボハマチヘルマンリクガメマダコ大洲市長浜保健センター宇和島市(愛媛)愛媛県立長浜高等学校長高水族館

2024年4月、新1年生43人が水族館部に入部。水族館部は全校生徒159人中、95人の大所帯に。そしてついてに新水族館が完成した。目玉の巨大水槽にはオープン当日にメインの魚が入る。海の生き物が入る部屋は“竜宮城”と名付けた。2階は淡水魚の部屋。大勢のお客さんに着てほしいと部員たちは町に出て水族館をアピールした。

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カクレクマノミ愛媛県立長浜高等学校

水族館オープンまであと2日。タコ飯を作る石丸さん。調理しているのはもなかだった。埋葬することも考えたが迷った結果、食べることにしたという。石丸さんは「もなかが私の中で生きてくれていたらいいと思います」と話した。

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タコ飯

そして、新長高水族館がオープンの日を迎え、たくさんのお客さんが訪れた。目玉の巨大水槽には伊予灘を再現しタイとサメが入った。タコ水槽は1匹だけになったが小さな命がつながっていく。竜宮城では子どもたちが夢中になって魚を見ていた。

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サメタイ伊予灘長高水族館
(エンディング)
次回予告

「NNNドキュメント」の次回予告。

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