- 出演者
- 木原実 辻岡義堂 陣内貴美子 山崎誠 忽滑谷こころ 刈川くるみ
オープニング映像が流れた後、キャスターらが挨拶をした。
宮崎市から中継。最大震度6弱を観測する地震が発生したのは、きのう午後4時43分ごろ。宮崎市と日南市を結ぶ国道では、縦4m、幅2.5mの岩が落ちて通行が規制された。この地震では初めて、南海トラフ地震臨時情報が出された。宮崎県はきょう、災害対策本部会議を開き、河野知事が県民に当面は地震に強く警戒するよう呼びかけた。JR宮崎駅の繁華街では一部商業施設が臨時休業。住民からも不安の声が上がっている。気象庁では、1週間ほどは最大震度6弱程度の地震に注意を呼びかけている。
日テレ・大屋根広場から中継。台風5号の動きなど気象情報を伝えた。栃木の南部に竜巻注意情報が発表されている。また、栃木県南西部に大雨警報が出ている。
国連が定めた「世界の先住民の国際デー」のきょう、アイヌ文様がポイントの日本テレビお天気キャラクターで、そらジローの仲間「ゆきポ」が法務省を訪れ、人権擁護局の杉浦局長と面会した。法務省はアイヌの人々への理解を深めるようさまざまな啓発活動をしていて、人権問題を身近なものとして捉えてほしいとしている。
長崎はきょう79回目の原爆の日を迎えた。長崎で平和祈念式典が行われた。過去最多となる101の国や地域の代表らを前に、鈴木長崎市長は核兵器の廃絶を訴えた。しかし今年はG7の日本を除く6か国とEUの駐日大使らが欠席。イスラエルを招待しなかった長崎市の対応を「イスラエルをロシアやベラルーシなどの国と同列に扱うことになり残念で誤解を招く」として代理が出席した。今日の式典で平和への誓いを読み上げたのは89歳の三瀬清一朗さん。三瀬さんは10歳の頃に疎開先の長崎市矢の平で被爆。被爆当時、三瀬さんの家族は全員無事だったという。三瀬さんが通っていた小学校には怪我人が次々と運ばれ、約1か月間に266人が死亡したという。その後三瀬さんは被爆体験を語ることはなかったが、海外の人が日本の位置を知らないという出来事に直面し、80歳で語り部活動を始めたという。今回被爆者代表になった理由について三瀬さんは、「子どもたちから『元気な間は原爆を知らない人にこの話をどんどんしてください』と言葉をかけてもらった」などと話した。そして式典で三瀬さんは「被爆国日本こそが核廃絶を世界中の最重要課題として真摯に向き合うことを願ってやみません」などと話した。
パリ五輪・レスリング女子53キロ級で藤波朱理選手が金メダルを獲得した。藤波選手がレスリングを始めたのは4歳の時。ずっとそばで指導してきたのは父の俊一さん。俊一さんは娘のために早期退職してコーチ業に専念し、藤波選手の大学進学を機に上京。二人暮らしをしながら藤波選手を支えた。藤波選手は去年の世界選手権で優勝して連勝記録を133まで伸ばした矢先、練習中に左肘を脱臼し、五輪まで5か月となる中で手術を決断。藤波選手は俊一さんに対し、「必ず強くなって復帰します」とメッセージを送っていた。そして迎えたパリオリンピック。藤波選手としては手術後初の実戦だったが、1回戦から相手を圧倒し続け、最終的には連勝記録を137まで伸ばして優勝した。決勝後に藤波選手は「父がいなかったらここにはいない。一番感謝したい存在です」などと話した。
フランス・マルセイユで行われたセーリング混合470級メダルレース。岡田奎樹選手・吉岡美帆選手ペアが出場。この種目は刻々と変化する風と波を見極め的確に対応することが勝負の分かれ目。日本は風を読む天才と言われる白の岡田選手が舵を取り、青の吉岡選手がバランスをとる息の合った連携で進む。そして銀メダルを獲得。セーリングの日本勢のメダル獲得はアテネ五輪以来20年ぶりの快挙となった。岡田奎樹選手は「すごくいい経験をさせてもらった」などコメント。吉岡銭選手は「こういう形で銀メダルをとれて本当に幸せ」などコメント。
卓球女子団体準決勝。日本は第1試合を奪い、続く第2試合で張本美和選手が臨む。しかし、0−3とストレート負け。それでも勝利まであと1勝となった第4試合に再び日本は張本美和選手に託す。3−0とストレート勝利。結果、日本は3−1でドイツに勝利。あす決勝で中国と戦う。張本美和選手は「自分の1試合目が負けた時は切り替えられるか苦しくて、それでももう1試合あるんだと思って乗り切れたのでよかった」などコメント。
陸上男子110mハードル決勝戦。日本選手初の110mハードル決勝に臨んだ村竹ラシッド選手。堂々とした走りで5位入賞。村竹ラシッド選手は「この舞台の楽しさもあれば、メダルを取れなかったという悔しさもあった。来年東京で世界陸上があるのでその時は必ずメダルを取りたい」などコメント。小学校からの友人・加藤綾乃さんは「まずは五輪お疲れ様。ほんとうに堂々としたレースだったと思う。陸上始めたのが私もラシッドも小学校4年生の学校のクラブ活動だった。きゃしゃで線も細くかったがバネは飛び抜けていていたという印象」コメント。加藤さんが決勝進出おめでとうと連絡すると決勝の日の朝、村竹選手からは闘志みなぎるイラストが。
陸上男子400mリレー予選。サニブラウン・アブデルハキーム選手、柳田大輝選手、桐生祥秀選手、上山紘輝選手が出場し、38秒06で 決勝進出を決めたリレー侍。あす2大会ぶり3度目のメダル獲得を目指す。サニブラウン選手は「バトン渡しはもたついたがアメリカとトントンだった。仕事は出来た」などコメント、桐生祥秀は「仲間を信じて出て、バトンを渡したい」などコメント。
フランス・パリから中継。自由の女神を紹介。辻岡義堂アナウンサーは「自由の女神はアメリカが有名だが、実はそもそもアメリカの自由の女神というのもパリから贈られたもの。この自由の女神はアメリカの方向を向いているというオリンピックでいうと次のアメリカ・ロサンゼルス大会を見据えているのではと見えてくる」とコメント。レスリング女子藤波朱理が金メダル。登場から観客席を見る余裕があった。あれだけワクワクした表情を見せるレスリング選手は藤波選手だけだった。会見で「オリンピックの魔物はいましたか?」と聞くと「オリンピックに魔物いませんでした」と話していた。オリンピック前には「かならず金メダルを取ってきます」と穏やかな表情で言葉は力強かった。試合後には前列のファンとは全員ハイタッチをするファンサービス。スイッチの切り替えが上手な選手。卓球女子団体で特に印象に残ったのは16歳の張本美和選手。最初の試合は思うような動きができていないように見えたが次の試合では声も出ていたし動きも一気によくなった。今回の経験は次のロスに向けて大きな財産になった。左腕を痛めている早田ひな選手はダブルスに出たが動きもよかった、決勝に向けて体力も温存できてよかった。取材をしてきた陣内貴美子は「数多くのメダルが生まれる中で残念ながら結果に繋げられなかった選手もいます。4年に一度のオリンピックにピークを合わせるのは本当に難しいということを目の当たりにした。オリンピックの結果だけでなくこの舞台に立つまでの過程にも目を向けてあげたいと思いました。選手に寄り添って応援する気持ちを1人でも多くの人が持てる大会になってほしいと思う」などと話した。パリでは新競技のブレイキンも行われる。
レスリング女子53キロ級で藤波朱理選手が金メダルを獲得。セーリング混合470級では岡田奎樹・吉岡美帆ペアが銀メダルを獲得。大会15日目現在、日本のメダル獲得数は金メダルが13個、銀メダルが7個、銅メダルが13個となっている。