価格の高騰が懸念されるのが、コメと野菜。農林水産省はきょう、収穫量の見込みを発表。去年を下回るのは4つの県にとどまり、生育はおおむね順調に推移していると評価した。米どころ、新潟市の直売所ではきょうから早生品種の新米の販売を始めた。販売価格は5キロ当たり税込みで4514円と、去年よりも1000円ほど高くなった。一方この夏、渇水のために、一部で取水制限が行われ、水が不足。高温の影響もあり、想定よりも1割ほど収穫量が減る可能性があると話している。それでも農林水産省はきょう発表した今月15日現在の10アール当たりの見込みでは静岡県や山形県などの13府県で、去年を上回る、あるいはやや上回るとして、生育はおおむね順調に推移していると評価した。ことしのコメの収穫量の見通しについて、福島大学の新田洋司教授は渇水に加えて、高温の傾向がある中で意外だったとしたうえで「イネの初期の生育がある程度確保されたことが結果に結びついているのではないか」と指摘。一方で価格については、高温の影響で粒が厚くならず、白く濁ったコメが増えると、出荷量や流通量が減り、価格が高くなってしまう可能性があるとしている。
ことしの暑さで野菜への影響も続いている。東京・墨田区のスーパー、きゅうりやとまとが1か月前にくらべ値上がりしていた。農林水産省は、来月の主な野菜の価格見通しを公表。高温の影響を受けて、トマトやピーマン、ねぎが平年より3割以上高くなるとしている。
ことしの暑さで野菜への影響も続いている。東京・墨田区のスーパー、きゅうりやとまとが1か月前にくらべ値上がりしていた。農林水産省は、来月の主な野菜の価格見通しを公表。高温の影響を受けて、トマトやピーマン、ねぎが平年より3割以上高くなるとしている。
