米国のマイクロソフトが、生成AI向けの機能を備えたパソコンを発表した。高性能な半導体によって、AIの処理能力が従来より最大20倍に向上したとしている。公開されたデモを紹介。ある多国籍企業がオンライン会議で新しいプロジェクトについて打ち合わせをしている。スペイン語や中国語で話した内容が字幕のように英語で翻訳されている。40を超える言語で同時通訳ができるようになるということで、高性能な半導体を入れたことで実現できたとしている。今回のマイクロソフトの発表会は、アップルを強く意識した内容で、自社とアップルのパソコンを横に並べて性能を比較するといったパフォーマンスもあった。マイクロソフトは今、会社の時価総額でアップルを超えて1位。AI開発でリードしていることが市場で評価されている。アップルも生成AIの導入準備を進めているとみられている。アップルのティム・クックCEOは、2月の株主総会で「年内に生成AIで新境地をひらく」と話していて、米国のメディアは、それが来月予定されている開発者向けの会議で発表されるのではないかと予想している。