移民や難民の受け入れを厳しく規制するトランプ政権が、南アフリカの黒人を難民として受け入れることを発表し波紋が広がっている。白人の農民たちが黒人主体の政府に農地を没収されるなど、差別や迫害を受けているというのがトランプ政権の主張。農民の多くはオランダ系移民の子孫であるアフリカーナ。南アフリカで生まれ育ったイーロン・マスク氏は「白人の農民が毎日殺害され虐殺されている」と訴えている。しかし南アフリカ政府は差別や迫害を否定している。南アフリカ政府はガザへのイスラエルの攻撃を「ジェノサイド」として国際司法裁判所に提訴したことが、イスラエルを擁護するトランプ大統領の怒りを買った要因。アフリカ諸国はアメリカ政府への反発を強めていて、中国への接近に拍車がかかりそう。