中国国家統計局はきょう、今年1月〜3月までのGDP伸び率が前の年の同じ時期に比べて+5.3%だったと発表した。中国が経済のけん引役として推進している分野の中で太陽光電池の生産が前の年の同じ時期に比べ20%以上の高い伸びとなった。中国・安徽省に本社を置くSUNGROWは太陽光発電の関連部品を世界170の国と地域で販売している。欧米からは“太陽光発電やEV分野での中国の過剰生産は世界経済に悪影響を及ぼす”と懸念が高まっているが、先月海外メディアの取材に応じた会社の幹部は「問題ない」との認識を示した。きょう習近平国家主席と会談したドイツ・ショルツ首相は中国訪問中に「過剰生産や知的財産の侵害があってはならない」と述べるなど欧米との間で新たな火種となる可能性がある。