米国とウクライナの関係が悪化するなか、ヨーロッパ各国の首脳らはウクライナ・ゼレンスキー大統領を迎えてロンドンで会合を開いた。主催国のイギリスのスターマー首相は停戦に向けた計画を策定してアメリカに提示する方針を示すとともに、関係国の結束を訴えた。ヨーロッパなど15か国の首脳らが参加。英国・スターマー首相は、関係国がウクライナへの軍事支援の強化やロシアへの経済制裁の継続などで一致し、停戦後に平和維持軍を派遣することを表明している英国やフランスが中心となって停戦に向けた計画を策定して米国に提示する方針。平和維持軍の派遣にはアメリカによる安全の保証が不可欠だという立場も強調。先のトランプ大統領とゼレンスキー大統領との会談が激しい口論になり、関係の修復についても議論されるとみられていたが会見では具体的な言及はなかった。