タイで同性婚の法案は近く議会で可決される見通し。男女の間の結婚とほぼ同じ権利が認められることになる。相手に財産を残せたり、医療や社会保障の面などで家族と認められたりする。転機となったのは去年の総選挙で、同性婚の法制化を公約に抱えた民主派の前進党が若者層の支持を受けて躍進したこと。その後民主化を掲げる前進党は露骨に排除され、タイ貢献党が保守派と手を組んで連立政権を発足させた。連立政権への国民の支持は今も伸び悩み、同性婚の法制化は人権や社会の多様性など変化を求める若者層を強く意識した政策と言える。
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