近年成長著しいインドだが、男性優位の社会や男性から女性への暴力などの問題はいまだ根強い。こうした状況で今回の選挙戦で与党を率いるモディ首相は3期目に入ることでさらなる女性への支援を拡充できるとしている。ただどこ政党もこうした問題に対して具体的な施策を打ち出せていないという。インドでは下院の議席3分の1を女性議員に割り振るという法案が可決された。こうした議員が女性の声を拾い上げ施策に反映させることが期待されるが、今回の選挙に関しては女性候補の準備が間に合わず、立候補者全体の10%にとどまっている。こうした状況を見て専門家は各政党は女性と共に政治を担う気持ちはないと批判した。