天皇皇后両陛下のイギリスはきのうで訪問4日目となった。歓迎行事や晩さん会など、国賓としての重要な行事に臨まれた。日本時間けさ5時前には、国王夫妻主催の晩さん会に出席された。チャールズ国王はスピーチの中で、陛下の留学時代の話や2人の友情についても触れられ、チャールズ国王に続き、天皇陛下もお言葉を述べられた。陛下に送られたイギリス最高位の「ガーター勲章」という勲章だった。さらに両陛下は日本時間の午後8時ごろに、宿泊先のホテルを訪れたウィリアム皇太子に出迎えられた際に握手を交わし、笑顔で再会を喜ばれた。イギリス到着後、3日ぶりに皇后雅子さまが姿を見せられた。国賓として公式行事に臨むため、おとといまでは同行している主治医の判断に従い、ホテルで体調を整えられた。ホースガーズでは歓迎式典が行われ、「君が代」や「さくらさくら」が演奏された。歓迎式典後、陛下はチャールズ国王とともに、雅子さまもカミラ王妃とともに馬車に乗り、バッキンガム宮殿までの道のりをパレードをされた。馬車でのパレードは、国賓に対するイギリス王室ならではのおもてなしだそうだ。宮殿に到着後は、チャールズ国王夫妻とともにプライベートな昼食会に臨まれた。天皇陛下は訪問前、イギリス王室の人々と旧交を温めたいと話されていた。チャールズ国王は宮殿内にある「ピクチャー・ギャラリー」を案内した場面があり、陛下とチャールズ国王の長い交流が伺えた。一方で雅子さまのファッションも注目を浴びた。その後、第1次世界大戦で命を落とした「無名戦士の墓」に花を手向けるためにウェストミンスター寺院を訪れていた。