パリオリンピック後初めての開催となった今回の全日本選手権は、2日間で去年を上回る4000人の観客が集まった。人気のきっかけとなったのが去年のオリンピックで、自分を表現することに力を尽くす選手たちの姿は観客を熱狂させた。日本選手も活躍したことで、ブレイキンの知名度は飛躍的に高まった。ジュニアの選手のなかには、オリンピックがきっかけで新しい夢を持つようになったという声もある。ブレイキンは3年後のロサンゼルス大会では行われない。それでも国内の競技環境は変わり始めている。2028年の国民スポーツ大会ではブレイキンが公開競技として初めて行われることになった。