東京・新宿区の東京都庁は足を運ぶ人の多くが外国人となっていて、その数は多い時で1日5000人となっている。広がる夜景が目当てなのだという。その中で今年2月からはプロジェクションマッピングも始まっていて、規模の大きさに感銘を受ける人の姿も見られる。設計者は国立代々木競技場などを手掛け世界のタンゲとして外国人からも知られる丹下健三だが、スーパー柱という構造で知られているのだという。本来ビルには15~25本の柱が必要となっているが、都庁の主要な柱はわずか8本で太さ6.4mという柱選んだことでこの柱の少なさを実現している。丹下の息子で自身もコクーンタワーを手掛けるだけでなく都庁の建造にも携わった丹下憲孝氏に話を伺うと、高層ビルで柱のない空間を設計するコンセプトがあったのだといい、柱の数を減らすことで自由な作りとすることで仕事の変化にも対応するという思いがあるのだという。