安倍派5人衆と呼ばれた幹部5人は明暗が分かれた。復興大臣や自民党国会対策委員長などを歴任した高木氏。9選を目指したが落選。一方、裏金問題で自民党を離党した世耕弘成。出馬した和歌山2区からは二階元幹事長の三男、二階伸康も立候補。和歌山の二大巨頭対決。その結果は無所属で挑んだ世耕に軍配が上がった。そして、西村元経済産業大臣、松野元官房長官も当選となった。5人衆の中でも特に注目されたのが野党側が裏金問題の象徴と位置づけた東京24区から出馬した萩生田光一。選挙終盤には自民党が非公認候補者が代表を務める政党支部にも2000万円を支給した問題も。立憲民主党の刺客、有田芳生と大接戦となった東京24区。接戦を制したのは萩生田光一。当選の知らせが届いたのは日付が変わる直前だった。裏金議員46人のうち当選は18人、落選は28人となった。