アメリカ大統領選挙の候補者指名争い。今週末は共和党ヘイリー候補の地元でトランプ前大統領との一騎打ち。地元にも関わらず、ヘイリー氏には強い逆風が吹いている。共和党の候補者レースでトランプ前大統領に連敗し、がけっぷちに追い詰められているヘイリー元国連大使。24日に行われる南部・サウスカロライナ州の予備選挙に逆転への望みをかけている。サウスカロライナ州は、ヘイリー氏が知事を2期・8年間務めた地元だ。サウスカロライナ州は伝統的な価値観を重視する保守層が多く、知事を務めたヘイリー氏より、一段、保守的な主張をするトランプ氏が支持を集めている。世論調査では、トランプ氏が61.8パーセント、ヘイリー氏が36.5パーセント。サウスカロライナ州選出の連邦議会議員は、9人中7人がトランプ氏支持を表明している。ヘイリー氏が上院議員に指名したスコット議員もトランプ陣営に加わっていて副代表候補とも噂される。サウスカロライナ州の予備選挙で負けても、選挙戦から撤退しないとヘイリー氏はいう。