フジテレビ親会社の大株主が新たな取締役候補とするSBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長はきのう会見を行った。北尾氏はフジ側が先月発表した人事案を再検討すべきとする一方、親会社の新たな社長候補のフジテレビ・清水社長は支持する考えを示した。ただ、フジ側が敵対する場合「私も徹底的に勝負する(株式を)5%くらい買うのはかまわない」と強く牽制した。会見を受けフジ・メディア・ホールディングスの金光社長は人事案を変える可能性にも含みをもたせた。また、約20年前に実業家の堀江氏率いるライブドアによるフジテレビの当時の親会社の買収問題でフジ側に協力していた北尾氏からの批判に対し、「不祥事を起こしてしまったことを謝罪したい」とのべた。