昭和48年4月30日、時代小説「鞍馬天狗」や「パリ燃ゆ」、「天皇の世紀」などの作品で知られる作家、大佛次郎が75歳で亡くなった。明治30年、横浜で生まれ外務省に勤務したあと大衆小説家となった。鞍馬天狗シリーズで一躍人気を博す。その後も「赤穂浪士」「宗方姉妹」などの小説や歴史上の人物を扱った史伝など多彩な創作活動を続けた。作品には生まれ育った横浜がしばしば登場することから没後、遺族から蔵書や遺品の寄贈を受け昭和53年港の見える丘公園の隣に「大佛次郎記念館」が開館した。
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