放送開始から97年の大相撲。お茶の間をわかせてきたのは土俵際の逆転劇。白鵬が平成27年の九州場所で隠岐の海との対戦で見せたのは幻の大技やぐら投げ。ここ50年で3回しか決まっていない。昭和55年秋場所での貴ノ花と高見山の対戦では、高見山が貴ノ花の頭を掴んだことで貴ノ花のまげが先に土俵に付くという珍しい逆転劇に。昭和59年秋場所での小錦と大乃国の対戦を紹介。舞の海は猫だましや八艘飛びなど多彩な技で大柄力士を翻弄した。幕の内史上最大の体重差がついたと言われる小錦との対戦では、押し出そうとしている小錦の力を利用し引き倒した舞の海が逆転勝ちした。