静かな川のほとりでバーベキューをする外国人グループ。ここはバーベキュー禁止の場所。男性は大音量で流れる音楽に合わせダンスに熱中。更に周辺で目にしたのは散乱するごみ。取材班が今日向かったのは栃木県鹿沼市の大芦川。エメラルドグリーンの美しい水の流れは関東一の清流といわれている。そうしたのどかなムードの中で目を光らせていたのはピンクのシャツを着た市の職員たち。パトロールの目的は禁止された河原でのバーベキューを一掃すること。市はこの春、周辺住民の生活と自然を守るため大芦川流域およそ30kmの範囲でバーベキューや花火、騒音を出す迷惑行為を禁止する条例を施行。そして今日から4日間は違反者には1人5万円以下の過料、いわゆる制裁金が科されることになった。「イット!」は2年前、バーベキュー場と化したこの河原での迷惑行為を取材。高さ5mほどの橋桁からジャンプする命がけの迷惑ダイブも繰り返され地元住民からは憤りの声が上がっていた。その現場では罰則強化後の今日も迷惑バーベキューが続いていた。鹿沼市は残りのゴールデンウィーク期間中毎日パトロールを行う構え。