激甚化する豪雨災害の軽減につなげようと来月、千葉大学や富山大学などの研究グループが富山湾の上空の雲にドライアイスををまいて広範囲に雨を降らせ局地的な大雨を弱める実証実験を行うことになった。入善町の海岸では実験に向け観測機器の設置が進められている。豪雨災害軽減の気象を制御する研究は革新的な成果を目指す国の大型プロジェクト“ムーンショット型研究開発事業”のひとつに選定されていて、2050年までの実用化を目指す。研究グループによるとこれまで渇水対策として人工的に雨を降らせる研究は進んできたが、広範囲に雨を降らせて局地的な大雨を防ぐ実証実験は世界で初めてだという。実験は来月6~15日に4回程度実施される予定で、雨は海上に降らせるため災害につながる危険性は極めて低く、使用するドライアイスは少量なため生態系への影響もないという。
