いま多くの人が利用するQRコード。商店街にあるスポーツ用品店でも。経済産業省が行ったキャッシュレス決済に関する調査によると、QRコードを使った決済額は、おととしSuicaなどに代表される電子マネーを上回った。どんどん普及する一方で、いま相次いでいるのがQRコードなど二次元コードを悪用した詐欺。番組が取材したのは現金をだまし取られそうになったという男性。さらには偽造したQRコードを入れたチラシ。
そもそもQRコードとは「クイックレスポンス」の略。情報を素早く読み取るコードとして民間企業が開発したもので、いま街中でどんどん普及している。若者に人気の街・新大久保ではQRコードによって店の情報を得ることができる。また別の店ではQRコードを使って席を予約できるサービスを行うなど、様々な店舗が活用していた。
また墓石に掘られているQRコード。それをスマートフォンで読み取ると、そのお墓に眠る人の遺影や経歴などが示されたページに案内される。そして交通機関でも、先週JR東日本、京急電鉄など首都圏の鉄道8社は、現在使われている磁気の切符に代わり、QRコードを使った切符に置き換えていくことを発表した。駅の改札にるQRリーダーにタッチすれば通過できるというもので、2026年度末以降、順次導入されるということ
様々な分野に広がっていく一方、いま世界で増えているのがQRコードなど二次元コードを悪用した詐欺。中国の飲食店で撮影された防犯カメラの映像。黒のトレーナーを着た男は一瞬のすきに店のQRコードにニセのQRコードを貼った。狙われたのは支払いにQRコードが使えるお店。ニセのQRコードを読み込ませることで、本来店に入るはずだった代金が犯人グループに流れていたという。セキュリティ専門企業(チェックポイントソフトウェアテクノロジーズ)の調査によると、ニセの二次元コードをメールに添付して行う詐欺はことし1月世界で約800件、月によってばらつきはあるが今年5月は1か月だけで約3万7000件にのぼる。
そして日本でも二次元コードを悪用した詐欺が。番組が取材したのは不審なメールを受け取ったという男性。実際に送られてきたメール。差出人は国税庁とある。貼られているのはニセの二次元コード。PayPayへ誘導し未払いの税金を納めるよう促している。普段納めている税金とほぼ同じ金額を求められたという。一方でメールには不審な点も。所得税の「税」や滞納の「滞」など、漢字が違っていたことから、男性は不審に思い実際に支払うことはなかったということ。
愛知県岩倉市ではチラシを使った手口も。「次回から家賃の支払いをオンライン化することに決定しました」と書かれたチラシを受け取った男性は、大事な案内だと思い込み、そのチラシに載っているコードを読み取った。すると、次に現れたのはSNSの友達登録。登録すると今度は「家賃を振り込んでほしい」という銀行口座を指示された。男性は本当の家賃請求だと思い、指定された口座に10万6000円を振り込んだという。この事件では、24歳の男が逮捕されている。また、ITジャーナリスト・三上洋さんによると、1980円の焼肉弁当を100円で販売すると謳い上げ、二次元コードからクレジットカードの入力画面に誘導するチラシが投函され、個人情報を奪う詐欺があったという。
そもそもQRコードとは「クイックレスポンス」の略。情報を素早く読み取るコードとして民間企業が開発したもので、いま街中でどんどん普及している。若者に人気の街・新大久保ではQRコードによって店の情報を得ることができる。また別の店ではQRコードを使って席を予約できるサービスを行うなど、様々な店舗が活用していた。
また墓石に掘られているQRコード。それをスマートフォンで読み取ると、そのお墓に眠る人の遺影や経歴などが示されたページに案内される。そして交通機関でも、先週JR東日本、京急電鉄など首都圏の鉄道8社は、現在使われている磁気の切符に代わり、QRコードを使った切符に置き換えていくことを発表した。駅の改札にるQRリーダーにタッチすれば通過できるというもので、2026年度末以降、順次導入されるということ
様々な分野に広がっていく一方、いま世界で増えているのがQRコードなど二次元コードを悪用した詐欺。中国の飲食店で撮影された防犯カメラの映像。黒のトレーナーを着た男は一瞬のすきに店のQRコードにニセのQRコードを貼った。狙われたのは支払いにQRコードが使えるお店。ニセのQRコードを読み込ませることで、本来店に入るはずだった代金が犯人グループに流れていたという。セキュリティ専門企業(チェックポイントソフトウェアテクノロジーズ)の調査によると、ニセの二次元コードをメールに添付して行う詐欺はことし1月世界で約800件、月によってばらつきはあるが今年5月は1か月だけで約3万7000件にのぼる。
そして日本でも二次元コードを悪用した詐欺が。番組が取材したのは不審なメールを受け取ったという男性。実際に送られてきたメール。差出人は国税庁とある。貼られているのはニセの二次元コード。PayPayへ誘導し未払いの税金を納めるよう促している。普段納めている税金とほぼ同じ金額を求められたという。一方でメールには不審な点も。所得税の「税」や滞納の「滞」など、漢字が違っていたことから、男性は不審に思い実際に支払うことはなかったということ。
愛知県岩倉市ではチラシを使った手口も。「次回から家賃の支払いをオンライン化することに決定しました」と書かれたチラシを受け取った男性は、大事な案内だと思い込み、そのチラシに載っているコードを読み取った。すると、次に現れたのはSNSの友達登録。登録すると今度は「家賃を振り込んでほしい」という銀行口座を指示された。男性は本当の家賃請求だと思い、指定された口座に10万6000円を振り込んだという。この事件では、24歳の男が逮捕されている。また、ITジャーナリスト・三上洋さんによると、1980円の焼肉弁当を100円で販売すると謳い上げ、二次元コードからクレジットカードの入力画面に誘導するチラシが投函され、個人情報を奪う詐欺があったという。