天皇陛下はきのう、実務訪問賓客として日本を訪れているルクセンブルクのギヨーム皇太子と、皇居にあるお住まいでおよそ20分にわたって会見された。宮内庁によると、天皇陛下は平成24年にギヨーム皇太子夫妻の結婚式に参列したほか、平成26年に皇太子夫妻と面会していて、10年ぶりの再会を喜び「大変うれしいです」と述べられたという。また、能登半島地震のあと、ルクセンブルクの政府や企業から寄せられた支援などに対し感謝を伝えられた。このあと皇后さまと長女の愛子さまも加わって、さらに30分余り懇談された。夜には秋篠宮ご夫妻が、東京・港区の赤坂御用地にあるお住まいにギヨーム皇太子を招いて夕食会を開かれた。次女の佳子さまと長男の悠仁さまも出席された。悠仁さまが外国からの賓客をもてなす食事会に出席したのは、9年前にタイの王女が来日したとき以来で、和食などが提供される中、通訳を挟まず英語で話されたという。