矢作さんのきょうの経済視点は『ラストベルト』。矢作さんは「ラストベルトは北米の寂れた工業地帯をさす。ミシガン州、ウィスコンシン州、ペンシルベニア州がラストベルト。この3州、2016年はトランプ氏が勝利し20年はバイデン氏が全勝。AIが好調という話もあるが、製造業が悪影響を受けていて、シカゴPMIが50割れ期間が長くなっている。やや景況感は悪い。そうすると現職への反対票が増えるということでバイデン氏には黄色信号が灯っている」などと述べた。阪上さんのきょうの経済視点は『賃金と物価の好循環』。阪上さんは「金融政策決定会合で日銀は賃金と物価の好循環の強まりが確認されたとしている。春闘で高い賃上げ率が実現されそうだということを受けての認識だと思うが、インフレが持続的なものになるためには賃金が上がるだけではだめ。好循環が続くためには個人消費が増えるとか設備投資を増やして生産性が上昇するとかいうことでインフレ期待も上がってくるという動きになる必要がある。今のところ確認できていない。賃金と物価の好循環が強まってくるなら年後半にかけて消費の増加や設備投資の増加が顕在化するかどうかが焦点。そうなることがインフレが定着して日本株も強気相場が続く条件。それが実現しないと日銀の目算も狂う。理屈で考えれば増えるだろうと思う」などと述べた。