陸上女子100mハードルの元日本記録保持者・寺田明日香が今季限りで第一線を退くことを発表した。日本選手権で5回優勝、東京五輪では日本勢21年ぶりの準決勝進出を果たした。長女を出産後も競技を続け、ママさんハードラーとしても注目された。会見には、長女の果緒さんもサプライズで登場し、花束を渡した。寺田明日香は、陸上を始めた長女について、長女がやりたいと言ってくれたときにやっていてよかったと思った、楽しそうに競技をやっていると思ってもらえたことは自分の競技人生の成功のひとつなどと話した。集大成として臨む今季の目標は、34年ぶりに東京で開催される世界選手権出場。無観客開催となった東京五輪から4年、家族やファンの前で、本気の走りを見てもらいたいとしている。寺田明日香は、2013年に一時引退し、結婚・出産を経て、2016年には7人制ラグビーにも挑戦した。2018年に、陸上選手として復帰した。2019年に当時の日本記録を更新し、2021年には再度日本記録を更新した。