国内造船最大手の今治造船は都内で記者会見を開き、国内2位のジャパンマリンユナイテッドの株式を追加取得し、出資比率を60%に引き上げて子会社化する手続きを完了したと発表した。去年6月に子会社化の方針を表明し、各国当局の承認が得られたため、鉄鋼大手の「JFEホールディングス」と大手機械メーカーの「IHI」からそれぞれ15%の株式を取得した。両社は5年前に資本業務提携して以来、設計・営業を共同で行うなど連携を深めていて、競争力の強化を図る狙いがある。建造量を合計すると世界4位にあたる。今治造船・檜垣幸人社長は「生き残りのためにグローバルな国際競走に打ち勝っていかないといけない。さらなる国際競争力の強化と2社にまたがる迅速で総合的な経営判断が可能」、ジャパンマリンユナイテッド・廣瀬崇社長は「経済安全保障・海上防衛・地域雇用・経済に貢献し、今治造船とさらに連携を深め、我が国の海事産業の発展に向けて尽力していく」と述べた。造船業界に日本政府も支援を強化していて、中国・韓国に押される中、巻き返せるかが注目される。
