新潟では雨がほとんど降っていないため田んぼがひび割れしている。その影響がダムに広がっている。新潟や福井では貯水率が20%~30%のところもあり、一番深刻なのは上越市の正善寺ダムで16.7%にまで下がっている。北陸では7月の日照時間が例年の1.8倍。雨の日が極端に少なくなっている。富山・魚津市ではダムに流れ込む水の量が激減。去年の5分の1まで減っていて、島根・雲南市の尾原ダムは今月2度にわたり渇水調整を行っている。上越市は1994年以来、31年ぶりに渇水対策本部を設置。当時、上越市が呼びかけたのは30%の節水だったが、いま上越市の家庭では40%以上の節水が求められている。水不足は新米のコメ作りにも打撃を与えている。宇都宮大学農学部の松平助教は「平年なら小売り平均価格2000円台ぐらいだが、今年の新米は3000円台後半になるとみている」と話した。
住所: 新潟県上越市上正善寺3359