三菱UFJ信託銀行・齊藤央充が電話で解説。ドル/円予想レンジ:156.60円~157.70円。英国、米国休場。アジア時間から流動性に欠け、一日を通じて動意薄い展開となり、値幅は限定的になるだろうと話した。齊藤さんの注目ポイントは、インフレ高止まり懸念継続。齊藤さんは「米国サプライチェーンに関する調査(ニューヨーク連銀):3~5割程度の企業は、供給品の入手難を経験→操業を縮小、販売価格に転嫁する動きが続く。販売価格の引き上げは直にインフレ要因になっていて、昨今の粘着的な動きにつながっていると考えられる」と話し「FRB(連邦準備制度理事会)が掲げる物価2%目標までの道のりはまだ遠いことを現していて、金融政策の方向性を維持する姿勢を当面の間崩さないと考えている」などと述べた。ドル円は夏前にかけて、緩やかに160円台を目指す流れを想定しているとのこと。