中小企業もコストを適正に価格に転嫁し賃上げに繋げてもらおうと、これまでの下請け法を改正した取適法(中小受託取引適正化法)がきょう施行された。中小企業の利益を守るため、発注者が受注者と協議せず一方的に取引価格を決めることや、受注者の資金繰りの負担となっている手形による支払いを新たに禁止している。法律にあった“下請事業者”という表現を“中小受託事業者”に改めた。公正取引委員会が今年度、全国12万あまりの事業者を対象に価格転嫁の状況を調査したところ、独占禁止法上の優越的地位の乱用のおそれがある事業者は4300余に上った。公正取引委員会は各省庁と連携し企業への指導を強化する方針で、中小企業が賃上げの原資を確保できる環境を作れるかが焦点。
