使用済み核燃料に含まれる「プルトニウム」は核兵器の燃料にもなることなどから九州電力など電力各社は海外でMOX燃料に加工したうえで国内の原発で利用する「プルサーマル発電」をすすめ、保有量の削減を図っている。玄海原子力発電所3号機では2009年からプルサーマル発電が行われてきたが、おととし11月までにMOX燃料を使い切り、現在は通常のウラン燃料で発電している。これについて九州電力はプルサーマル発電を再開する時期をこれまでの計画の2027年度以降から「2029年度以降になる」と発表した。九州電力はMOX燃料を製造元のフランスから日本に輸送する容器の製造状況などを考慮し、2027年度には輸送できないと判断したという。九州電力は「安全を最優先に3号機でプルサーマル発電を着実に実施し、プルトニウムも消費していく」としている。
住所: 佐賀県東松浦郡玄海町今村字浅湖4112-1
URL: http://www.kyuden.co.jp/genkai_index
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