福岡・久留米の柳瀬おくんち獅子舞は市の無形民俗文化財に指定されている。重さ20キロほどの獅子を担いで練り歩くため多くの人が必要だが、少子高齢化のため地元の人だけでは存続が難しくなっている。そこで去年から活用しているのが、福岡県が独自に始めた事業「地域伝統行事お助け隊」。ホームページで担い手のボランティアを募集している行事を掲載し、主催者と参加者のマッチングを図る。15歳以上なら誰でも参加可能だという。獅子舞当日、お助け隊として市外から3人が参加。県はこれまで18件のイベントに64人を派遣していて、祭りの存続に一役買っている。
岡山・美咲町で鎌倉時代から続く護法祭は、“ゴーサマ”と呼ばれる神が、人間に乗り移り五穀豊穣を願って駆け回る奇祭。ゴーサマは祭りの1週間前から寺にこもり、水行などの修行をする必要がある。その間一切の会話は禁止で、スマートフォンも使用不可。寺は毎年祭りを訪れていた大阪在住の男性に白羽の矢を立てた。ゴーサマに捕まると3年以内に不幸になるととの言い伝えもあり、見物客も逃げ回る。750回目の祭りは賑やかに行われた。國學院大學・石垣悟准教授は「行政が担い手を集めることは画期的。外から人を迎え、担い手になって貰う時に地域の常識を理解してもらうことも大事。祭りのどこを変えてどこを変えないのかを考えていかなければならない」などと指摘している。
岡山・美咲町で鎌倉時代から続く護法祭は、“ゴーサマ”と呼ばれる神が、人間に乗り移り五穀豊穣を願って駆け回る奇祭。ゴーサマは祭りの1週間前から寺にこもり、水行などの修行をする必要がある。その間一切の会話は禁止で、スマートフォンも使用不可。寺は毎年祭りを訪れていた大阪在住の男性に白羽の矢を立てた。ゴーサマに捕まると3年以内に不幸になるととの言い伝えもあり、見物客も逃げ回る。750回目の祭りは賑やかに行われた。國學院大學・石垣悟准教授は「行政が担い手を集めることは画期的。外から人を迎え、担い手になって貰う時に地域の常識を理解してもらうことも大事。祭りのどこを変えてどこを変えないのかを考えていかなければならない」などと指摘している。
