きょう午後、関税交渉担当の赤沢経済再生担当大臣が帰国。成果に胸を張る一方で参院選で惨敗した自民党・石破総理。続投理由を1つに挙げていた関税交渉が一段落したことに。下野すべきとの声も上がる中、石破総理の退陣論が強まっているが、きょう石破総理にNOと突きつけたのは自民党奈良県連。自民党・奈良県連・井岡正徳幹事長は「石破総裁の辞任を求める声が数多く県内の党員から寄せられている」などと述べた。奈良は高市早苗氏の地元。高市前経済安全保障担当大臣は、近しい議員や麻生最高顧問と会談するなど、動きを活発化させている。石破総理と面会した自民党・鈴木宗男氏は「政治空白をつくってはいけないという強い信念を感じた」などと述べた。歴代総理3人と異例の会談をした石破総理は「私の出処進退については一切話は出ておりません」などと述べ、改めて続投の意向を示した。立憲民主党・小川淳也幹事長は「なぜ否定されたのか、いぶかしい思いで見ている」、国民民主党・玉木雄一郎代表は「まるで選挙がなかったかのようなふるまい」などと述べた。テレビ朝日政治部の取材によると、石破総理と歴代総理の会談で麻生元総理は「石破自民党では選挙に勝てないことが明らかになった」、岸田前総理は「皆の声を聞いたうえで見通しを示すことが必要」と発言したという。政治部官邸キャップ・千々岩森生が「シンプルに言えば辞任を促している。石破総理はアメリカとの関税協議、臨時国会の理由でまだ進退の話は言えない。8月中には進退を判断、表明してその後総裁選の可能性もある」などと述べた。