自民党派閥幹部が政治とカネの問題について説明する政治倫理審査会を公開で行うかについて、自民党は安倍派事務総長だった西村氏と二階派事務総長の武田氏については一部公開に応じると譲歩した。しかし野党側はこれも不十分だとしている。あすの政倫審は開かれないことになったという。自民党はこれまで議員だけの傍聴を認める方針だった。西村氏と武田氏の政倫審傍聴について自民党は、記者の傍聴・録音は認めるものの、テレビ中継は認めないという。野党側は、政倫審が公開されない限り予算案の採決には応じられないとの姿勢を示している。岸田首相は自見党本部で麻生副総裁、茂木幹事長らと会談。政倫審をめぐる対応などについても協議したとみられる。公開については政権内でも意見がわかれているという。