板嶌憲次郎さんは病気により視力を失い9年前から盲導犬と暮らしている。今月から民間事業所にも義務化された合理的配慮。近所のコンビニでは義務化に先駆けて合理的配慮の取り組みを進めている。店員は板嶌さんに肩を貸して店内の移動を手助けしたり、商品を説明したりする。最近ではセルフレジが増加しているが、1人では使うことができない板嶌さんは「便利だけど我々にとっては少しきつい」と話す。取材した古賀記者は「すべてのスタッフが同じように対応するのは難しい。ベテランが新人に教えることで理解を深める努力をしている」などと伝えた。静岡県立大学・石川名誉教授は「どういう支援をしてほしいのか、なにができるのかお互いに話し合うことが重要」としている。