経済産業省のイベントで製造業部門AIエージェント1位(賞金5000万円)を獲得したのは、空調機器の修理などをサポートするAIを開発したダイキン。ダイキン担当者によると「作業動画をAIエージェントがリアルタイムに抜け漏れチェックを行う」という。世界の空調機器の需要はインド・アフリカの経済成長に伴い、2050年までに3倍になるとの見方もある。ダイキンは170カ国以上で空調事業を展開、修理要員の育成が喫緊の課題となっている。ベテランエンジニアの技術(暗黙知)を学んだAIエージェントが不慣れな作業員に作業の指示・点検を行う。ダイキン工業・テクノロジー・イノベーションセンター・比戸将平技師長は「暗黙知をもっと形式知化し新人に伝えることで作業効率を高めていきたい」と話す。経済産業省は総額約8億円の懸賞金を設けて暗黙知のAI化を後押ししている。経済産業省・AI産業戦略室・渡辺琢也室長は「匠、暗黙知、このような集合体をいかにAIにできるかが日本の勝ち筋。懸賞金でみんなに挑戦できる場を設ける。AIが社会実装していくことを促進したい」と話す。
