今日の外国為替市場では、昨日の夕方と比べ一時、2円以上円高ドル安が進みた。背景には、世界で広がるドル売りの動きがありそう。G7(主要7か国)の財務相会合を終えた片山財務大臣は「今後も必要に応じて米国当局と緊密に連携し適切な対応を取る」と述べた。市場では改めて円安の是正に向けた為替介入への警戒が高まった。さらに27日、以前からドル安が輸出の促進につながるとの考えを示してきたアメリカのトランプ大統領もドル安を不安視していない姿勢を示した。日米のキーパーソンから相次いだ為替をめぐる発言は足元で進む円高ドル安に一段と拍車をかけた。23日には1ドル=159円台だったドル円相場が日米で為替介入の準備段階であるレートチェックが実施されたとの見方から26日には153円台に。さらに今日の外国為替市場では1ドル=152円台前半をつけおよそ3か月ぶりの円高ドル安水準となった。円高の進行を受け、今日の日経平均株価は一時500円以上下落。円高が業績を下押しする輸出関連株などが売られた。この円高について専門家は積極的に円を買う円買いによるものではないと指摘する。トランプ関税などに対する警戒感が高まりドル売りの動きが世界的に強まっている。そのため主要な通貨に対するドルの強さを示すドル指数は4年ぶりの低水準に。円だけでなく世界の通貨に対してドルの価値が弱まっている。今後の見通しについて外為どっとコム総研シニア為替アナリストの神田卓也さんは1ドル=150円が心理的節目と述べている。
