ホクレンによると昨年度道内で生産されホクレンが生産者から引き受けた生乳の量は391万3647トンで前年度に比べて12万4000トン減少した。400万トンを割り込んだのは2020年以来4年ぶり。地域別で見るとホクレンの支所別で帯広管内が125万8916トン、北見管内が58万3478トンなどと道内12あるすべての支所の管内で前の年度を下回った。去年夏の猛暑で乳量が減ったことや、新型コロナによる生乳の需要低迷などを受けて道内の生産者団体が2年連続で生乳の生産抑制に踏み切ったことなどが影響したという。ホクレンは今年度需要の回復などを受けて目標の生産乳量を全道で403万トンと設定し生産者団体もおよそ3年ぶりに生産抑制を行わないことにしている。ただ、これまでの生産抑制で乳牛の数も減少していることなどから目標どおりの乳量が確保できるか注目される。