”卵アレルギーでも食べられる卵”を

2024年6月25日放送 15:13 - 15:21 NHK総合
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食物アレルギーの原因物質の割合を見てみると鶏卵によるアレルギーは全体の3割(33.4%)にのぼっていて食物アレルギーの中では最も多い。症状が重い場合は命に関わるケースもある。そんな中「卵アレルギーの人でも卵を安心して食べられるように」大学そして食品メーカーと医療機関、病院が協力してゲノム編集を使った卵の研究が進んでいる。3歳の椋毛智暉くんに卵アレルギーの症状があると母親の絵梨香さんが気付いたのは1歳になる前だった。卵が入ったお菓子を食べると口の周りに発疹が出るようになった。その後、ごく僅かでも卵を口にすると全身にじんましんが出たり、吐いたりするようになり、専門の病院を受診した。検査の結果は重い卵アレルギー。卵を食べると場合によっては命に関わると伝えられた。卵が智暉くんの口に入らないよう、買い物や調理の際には入念に表示を確認している。いろいろと食べさせてあげたくても応えることはできないという。
卵アレルギーで苦しむ人を減らしたいと大手食品メーカーと広島大学が共同でアレルギーの人でも食べられる卵の研究を進めている。アレルギーの原因は卵に含まれる複数のたんぱく質。ほとんどは十分に加熱すれば食べても症状は出ない。しかし、オボムコイドというたんぱく質は加熱をしてもアレルギーを引き起こす性質がなくならない。卵からオボムコイドを取り除くため研究グループが活用したのはゲノム編集と呼ばれる技術だった。オボムコイドの遺伝子にこの技術を使うことでアレルギーが起きにくい卵になるはずと考えた。研究が始められてからおよそ10年。鶏が産んだ卵にオボムコイドが含まれていない卵がようやく確認された。将来の実用化を見据えてこの卵を使ったメニューの開発も進められている。子どもに人気のプリンもその一つ。開発された卵は通常の卵よりも僅かに固くなりやすい性質があった。新たに作り出されたこの卵。卵アレルギーの子どもが安全に食べることができるかを確かめる臨床試験がことし世界に先駆けて始まった。智暉くんも参加している。使われるのはこちらのパウダー。オボムコイドが含まれない卵を加熱して作られた。卵1個の25分の1の量をコーンスープに混ぜて食べてみる。これまでならアレルギー症状が出ていた量。体調に変化が起きていないか、医師が経過を観察する。卵を食べてから2時間。智暉くんにアレルギー症状は出なかった。臨床試験の代表を務める医師はこの技術が実用化されれば、卵だけでなく、さまざまな食物アレルギーへの新たな対策につながる可能性があると指摘する。


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