コメ輸入拡大どうなる?「スポット取引価格」に影響か/コメ輸入拡大どうなる?農業政策の難しさ

2025年6月9日放送 11:08 - 11:14 テレビ朝日
大下容子ワイド!スクランブル ピックアップNEWS

コメの価格高騰に影響を与えている要因の一つにスポット取引価格がある。コメの流通方法は主に2つある。1つはJAなどの集荷業者から卸売業者を経てスーパーなどの小売業者に並ぶ一般的な取引。もう1つはスポット取引と呼ばれ、JA以外の集荷業者や卸売業者が他の卸売業者とコメを取引するもので、一般的には卸売業者の所でコメが余っている時に行われ、短期的な需給を満たすための単発的な取引。流通経済研究所・折笠俊輔氏は「コメが足りている状態では余ったコメの調整弁として機能するが、コメが足りないと取引価格が高値になり、スーパーの店頭に並ぶことが多く市場の価格に大きな影響を及ぼす」と指摘した。農林水産省はスポット取引の価格高騰がコメ価格高騰を招いた要因の1つと分析している。スポット取引価格は先々週は玄米60kgあたり4万円台後半まで高騰していたが、先週になり4万円台前半まで急落した。輸入米や備蓄米の安いコメが流通し、卸業者間の高値取引が成立せず、スポット取引価格が下がった。折笠氏は今後の見通しについて「スポット取引価格が下がり、スーパーでの銘柄米の値段が下がる予兆が出てきている」、コメの緊急輸入について「備蓄米などが売り場に出てから判断するべき」と指摘した。田中は「スポット価格が下がったことに一番影響したのは備蓄米の随意契約。それに加えて先々週、小泉大臣に対してドン・キホーテの親会社が意見書を出して、流通にメスが入り始めた」、増田は「今の段階で数字的に見ても輸入米を買っている人は数%。価格だけでないニーズも考えてやっていくべき」、池上は「森山幹事長が言っていることは正論だが、なぜこんなことになったのか。それは自民党の農政の責任という話になる」などとコメントした。ANNの最新の世論調査で石破内閣の支持率が上がっている。


キーワード
自由民主党農林水産省オールニッポン・ニュースネットワーク森山裕ドン・キホーテ流通経済研究所コメ鹿児島市(鹿児島)農業協同組合小泉進次郎折笠俊輔

TVでた蔵 関連記事…

参院選”農業票争奪戦”舞台ウラ/総理の参院選「… (ひるおび 2025/7/17 10:25

新米「JAには出荷しない」ある農家の決断 (ZIP! 2025/7/17 5:50

新米 JAと商社で争奪戦か 価格どうなる? (ZIP! 2025/7/17 5:50

無所属 牧山やすし (第27回参議院議員選挙 茨城選挙区 政見放送 2025/7/17 4:00

厳しい暑さでコメの品質や収穫量 低下が課題 ””… (列島ニュース 2025/6/23 13:18

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.