クローズアップ現代 #4939 「美食」が地方を救う!?ガストロノミーツーリズム
静岡・焼津市にある2年前にオープンしたフランス料理店にやって来たのは中国からの一人客。食のために静岡に来た、これから毎月来るでしょうと話した。この日の一品「朝獲れアジのマリネ」。このアジに中国から通う理由があるという。北京からの客は静岡の高級レストランは鮮魚店の前田さんが手がけた駿河湾の魚を使っている。前田さんの魚の目利きがすごいと話した。鮮魚店5代目・前田尚毅さんは静岡県内のレストランに魚を卸している。魚の鮮度を保つ神経締め。この技術が特に優れていると、ガストロノミーツーリズムの魅力になっている。前田尚毅さんは魚を卸すレストランのメニューに合わせて締め方を変えるという。この徹底した技術が中国の食通たちの間で話題になった。前田尚毅さんが鮮魚を提供する店はフランスのグルメガイドにも掲載され、評判は世界に広がっている。