地球温暖化がもたらした災害/偏西風が大きく蛇行 乾燥状態に/LA特有“サンタ・アナの風邪”

2025年1月14日放送 22:14 - 22:25 テレビ朝日
報道ステーション (ニュース)

ロス大規模火災は1週間以上も経った今も続いている。メカニズムについて異常気象などを研究している三重大学大学院の立花義裕教授に話を聞く。一番の背景の要因は「地球の温暖化」だと指摘した。温暖化に伴う偏西風が蛇行、本来雨期であるアメリカ西海岸は雨がほとんど降らず乾燥したことが第1の要因。第2にロサンゼルス周辺は変わった地形でそれが要因でさらに強い風が吹いたことがあるとした。偏西風は地球の自転や南北の気温差により発生、上空1万メートル付近で最も強く西から東に向かって吹く。今年は大きく蛇行していて北で雨を降らせ西海岸では雨が降らなかった。立花氏は北極の温暖化により赤道との温度差が小さいとスピードが遅くなり偏西風が蛇行しやすくなると解説した。地形的な要因についてサンタ・アナの風は内陸から山を超えロスに吹く砂漠からの冷たい風のことで今年は異変があったという。冷たい風は重たく山を超えると強風になるが数年前から太平洋は平年より2~3℃高く温度差が大きく風が強まっていたという。さらに今年は元々蛇行していた偏西風が火災当日に激しく蛇行し本来と違う乾いた偏西風が上空で吹き、地上でサンタ・アナの風の相乗効果でより強まったと解説した。立花教授は状態は少しずつ解消、火災は収まると思うが風が弱いうちに消してほしいなどと話した。


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