首都圏ネットワーク (ニュース)
日本で初めてとなる本格的なコンビニチェーンが東京・江東区豊洲にオープンし、きょう開業から50年となった。セブン-イレブン・ジャパンは店のオーナーと契約をして販売や経営を行ってもらうフランチャイズ方式を日本で初めて採用、店のオーナー、山本憲司はオーナーになったときは24歳だった。この50年の間にコンビニはどのように変わってきたのだろうか。24時間営業の店舗が出始めたのは1975年だった。コンビニ定番のおにぎりは気軽に手に取っておなかを満たすことができ当時の働く人たちの残業の強い味方になった。1980年代から90年代にかけて導入が広がったのがPOSレジシステム。購入した顧客の情報がデータ化され、発注や商品開発などに生かすことができコンビニの発展に大きく寄与した。平成の時代、コンビニは徐々に社会インフラとして捉えられるようになってきたと指摘している。その1つの象徴がセーフティーステーション活動。商品やサービスを提供するだけでなく地域の警察や交通安全協会などと協力し防犯や防災の取り組みを進めてきた。そして2011年の東日本大震災、さらには新型コロナによるライフスタイルの変更が社会インフラとして認知される転換点になった。業界団体によるといまやコンビニの店舗数は全国で5万5000店台。ただ、ここ数年ほぼ横ばいとなっていて飽和状態との指摘も出ている。誕生から半世紀がたったコンビニ、これからどのような変化を遂げていくのだろうか。コンビニジャーナリストの吉岡秀子さんは「競合も増えているので1店1店の個性がもっと強まっていくと思う」などと話した。