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被爆者の立場から核兵器の廃絶を訴えてきた日本被団協がノーベル平和賞を受賞することになったことについて、都内にある被爆の歴史を伝える施設では核廃絶に向けた機運の高まりに期待する声などが聞かれた。東京・江東区にある第五福竜丸展示館。70年前、米国の水爆実験に巻き込まれて被爆した日本のマグロ漁船「第五福竜丸」が保存展示されている。日本被団協のノーベル平和賞受賞が決まったことについて、訪れた人からは「それを機に核軍縮だったり、少しでも進めばいいかな」、「ノーベル平和賞だけで終わるのではなく、その先の発信にもつながるといいなと思う」などの声が聞かれた。第五福竜丸平和協会・市田真理事務局長は「被爆者から聞いてかわいそう、大変だなだけではなくて、その声を受け止めた私たちがどう応えていくか。今回の受賞はとても重要なきっかけになっていくと思う」とコメント。