モーサテ プロの眼
今日のテーマは「トランプ政権発足でも連邦議会は波高し」。次期大統領の政策実現には苦労するだろうとした。上下両院の議席数に関して、下院の議席数の差が4議席しかないことを問題として指摘した。2025年の予算案がまだ決まっていないことについて、昨年12月に暫定予算の期限が再延長されたが、3月14日に暫定予算が失効するためそれまでに対応しなければいけない。2023年に成立した財政責任法により国債の債務上限が一時停止されていたが、今月2日に復活している。債務上限が停止していた間に膨れ上がった債務により1月中旬には資金ショートの可能性があり、そうなると財務省が「特別措置」を開始する予定だ。アメリカ国債のリスクが出てくる事態が今年の場合は、6月中旬くらいにやってくるのではとした。当選後初のトランプ次期大統領のインタビューから、1月20日の政権発足以降、国境問題と物価、閣僚候補の承認に焦点を当てた政策から始めるのではとした。2025年のトランプ政権をトランプ四季報としてまとめた。冬は環境エネルギー問題、春は不法移民問題、夏は通商問題、秋は税制・財政問題、そして国債問題といった気の抜けない1年になりそうだとした。