午後LIVE ニュースーン トクシュ~ン
93歳のミユキさん。夫が亡くなってから18年、一人で暮らしている。ミユキさんが住む香川県高松市は南海トラフ巨大地震で2m以上の津波が想定されている。そのため、5年前に災害の備えを行った。しかし、準備したきりで賞味期限などを確認することはなかったという。ミユキさんの止まっていた時間を動かしたのが、香川大学の学生との手紙。日常の出来事や近況を送り合っている。3年間で20通のやり取りを続けた。ミユキさんと手紙をやり取りしている勝浦弓葵さんは、香川大学防災士クラブの一員。防災士の資格を持った学生が啓発活動を行っている。「絵手紙プロジェクト」もその一つ。年に数回、最新の防災情報を共有する対面交流会も行われている。勝浦弓葵さんは「一番相手に意識してほしいのは防災のこと」、香川大学危機管理先端研究センター・高橋真理さんは「学生が日常会話の中のひとつとして防災のエッセンスを織り込む。防災啓発活動につながっていけば」などと述べた。
