- 出演者
- 天野ひろゆき 塚原愛
オープニングの挨拶。ホップの国産があることにまず驚いたと天野は話した。生のホップはさわやかな香り。ビールをの作り方の映像を公開。麦汁に乾燥させたホップを投入することで、ビール独特の苦味とさわやかな香りが加わる。酵母を加えて発酵・熟成させて完成。
岩手・遠野市のホップ生産者・安部純平さんを訪ねた。ホプはつる性の即物で、1日に20cm伸びることもある。ホップの中にあるルプリンが、ビールの苦味・香りの生物が詰まっている。遠野市のホップ栽培が始まったのは1960年代。冷涼で1日の寒暖差が大きいため、ホップの栽培に最適。安部さんはカビに弱いホップを守るため、地面から1mの高さまでの葉を手作業で取り除き風通しをよくしている。
8月、遠野ではホップの収穫が最盛期を迎える。収穫ではつるが絡まないように均等に積んでいくのがポイント。黒澤アナも収穫を体験した。服装はとげが当たらないように皮膚を露出しない長袖・長ズボンで、頭にもネットをかぶる。
ホップは鮮度が命。収穫後はすぐに加工場へ運ばれる。ホップから水分を飛ばし、傷むのを防ぎ香りを封じ込める。9%の水分量を目指して、60度くらいの風を当てて15時間かけてゆっくり乾燥させる。夜も温風がムラなく当たるように丁寧に混ぜ合わせる作業が続く。朝になって乾燥作業が終わる。収穫作業はおよそ2週間続く。
遠野のホップで作ったIPAというビールをスタジオに用意。山口もえは「フルーティーでおいしい」と話した。遠野市のホップ生産者は1970年代には200戸以上だったが、2022年には20戸まで減っている。そこで、遠野市と農家が協力して、新規就農者を呼び込むための研修制度や農地の紹介などを8年前から始めている。
安部純平さんはホップ生産の先生役を務めて新たな仲間を育てている。神山拓郎さんは3年前に東京から移住した。西舘正和さんは7年前に移住しホップ生産者になった。新規就農者育成の取り組みの結果、遠野市では新たに6戸の農家が誕生した。
遠野のホップで作ったビールを味わえるビアレストランもあり、シェフの有賀一樹さんは遠野のホップに惚れ込み3年前に居住した。店内に併設された醸造所でビールを作り、そのビールに合う料理を提供している。有賀さんは、ビアピクルスを紹介してくれた。鍋に酢・砂糖・塩・水・ローリエ・ブラックペッパーを入れて火にかける。火が通りにくい順番ににんじんなどの野菜を入れて、好みの硬さになったら保存容器に入れて粗熱を取る。そこへビールを入れる。豚バラのビール煮は塩をふった豚肉にニンニクを貼り一晩寝かせ、スープで豚肉を煮込む。最後にビールを加えることで、ホップの苦味が料理のコクを引き出し肉もやわらかくなる。
エンディング映像。
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