- 出演者
- 古谷敏郎
オープニング映像。
今回のラインナップは「冬でも楽しめる癒やしのコケ玉」ほか。
- キーワード
- ブロッコリー
気象情報を伝えた。
練馬区の公園、無料で植物を見ることができる「四季の香ローズガーデン」で、この時期だからこその良さ、植物の見どころを聞いた。練馬区光が丘にある「四季の香ローズガーデン」は2016年の開園以来、地域の人たちに親しまれている。園内を案内してくれるのはガーデナーの泉本みづき。まずは植物の変化を楽しめるという場所へ。バラの実を見せてくれた。ちなみに開花しているときは薄ピンクのかわいらしいバラ。この実の大きさ品種によって違うそうで、ノイバラという品種の実は花が小さいので実も小さい。続いて、冬の花の代名詞・ビオラは、その色に注目。パっと鮮やかな水色などのパステルカラーに、一方、暖色系のビオラは深みのある色合いで大人っぽい雰囲気。さらに色だけでなく、変わった形のものもある。次は視線を上げてみるとメタセコイヤの木が。日の当たり具合によって印象が変わり、園内の色んな場所から楽しめる。このメタセコイアの葉は繊細で軽く、ふわふわと雪のように落葉していく様子もこれからの楽しみだそう。歩いていると、ちらほらとバラを見つけることもできる。春や秋に開花するバラは、今年は暖かい期間が長く、この時期まで咲いているものもあるそうだ。
外は寒く、庭がなくても重たい土や鉢などがなくても家の中で気軽に楽しめる小さな庭のような楽しみ方がある。副施設長の前田みきは、植物を使ったワークショップの講師も担当している。そもそもコケ玉とは、植物の根を土などと一緒に丸めてコケで覆ったもの。盆栽から発展したものといわれていて、その魅力はコンパクトで管理がしやすい、家の中でインテリアとして長く楽しめる。基本的にどんな植物でもコケ玉にすることができて、組み合わせを楽しむこともできる、まさに小さなお庭。まず肝心のコケは今回は2種類を使う。植物の根を守る水ゴケと、鮮やかな緑色のハイゴケ。コケはホームセンターや園芸店、オンラインショップなどで手に入れることができる。その他の材料ははさみ、麻ひも、テグス。使う植物は6種類、日当たりがいい室内で育てられるものを用意してもらう。ステップ1「土を落として苗を組み合わせる」。まずは赤い実がかわいいチェッカーベリーを鉢から出し、土を軽く落とす。続いてクリスマスをイメージしたコケ玉で使うのは、雪を連想させる白っぽい葉のピティロディア、そして斑入りの葉がかわいいフィカスプミラ。植物はただくっつけるのではなく、植物を回して、一番きれいに見える向きを前にする。前田の正月向けのコケ玉は和をイメージした植物。赤い実のチェッカーベリーを土台に、細長いトクサ、ハツユキカズラ黒い葉の黒竜を使う。
ステップ2は「水ゴケを麻紐で巻き付ける」しっかり水を吸わせた水ゴケを土の周りにつけていく。水ゴケが全体についたら麻ひもの登場。コケ玉の土台となるため崩れないよう全体をまんべんなく巻く。最後は固結び。そしてコケ玉が転がらないように底の部分を平らにするのが大事。ぎゅっと押さえて安定させる。ステップ3は「ハイゴケをテグスで巻き付ける」。ハイゴケは鮮やかな緑色で成長する様子も楽しめる。今度は硬いおにぎりではなく、優しくまとめるのがポイント日光が当たらない底の面は蒸れやすいのでつけない。固定するのに使うのは細くて強いテグス。今度は人さし指に巻きつけ、毛糸のように全体を巻いていく。最後は固結びをして出来た。ステップ4「形を整え飾り付け」形を整えたらコケ玉を器にのせる。好みで100円ショップなどで売られている飾りを差していく。長く楽しむために大事なのは水、そして光と風。管理のポイントとして、まず水は冬は根の成長が緩やかなので、乾燥気味の管理でOK。コケ玉を持って軽くなったら水を張った器に5分程つける。光と風については、日当たりがよく風通しがいいところへ。この時期の冬の暖房の風が一番乾燥しやすいので、当たらないところに置く。もしコケにカビが生えたら、その部分だけ取り除く。日と風に当ててあげると緑色がよみがえる。楽しめる目安は2年程。どうしてもコケが劣化してしまうので新しいコケで巻き直すか、ひもをほどき土に植えると植物を長く楽しむことができる。
四季の香ローズガーデンでは、この時期ならではのスペシャルなイベントも開催中。ガーデンイルミネーションとして、暖色系のやわらかな光で彩られている。オブジェなどはガーデナーの方たちが飾りつけていて、実は人形の服や帽子も手作り。
ブロッコリーについて、豊洲青果市場・卸・吉野智子による解説。ブロッコリーといえば、2026年度から国が生活に重要だと位置づける「指定野菜」に加わることで注目されている。出荷量も消費量もここ最近一番勢いがあり、国産の出荷量でいえば30年で2倍という伸びになっている。ブロッコリーは1年中手に入るが、旬は11月から3月の寒い時期。寒さに当たると甘みが増しておいしくなる野菜。ブロッコリーの選び方のコツは、上の部分が硬くぎゅっとしまっているもの、また茎にハリがあってツヤがあるものを選ぶ。全体的に緑色が濃いものを選ぶとよい。紫に見えるものがあるが、これは寒くなると紫色が出てきて、寒さに当たって甘くなった証拠とも言える。保存方法は、そのままの場合は保存袋に入れて野菜室で立てて保存、1週間くらいで食べきる。ブロッコリーを使った料理3品(ブロッコリーと牛肉のにんにく炒め、ブロッコリーのにんにく煮、茎のツナあえザーサイ風)を紹介。吉野によると、茹でたものを保存する場合は、冷蔵であれば2〜3日、冷凍であれば1か月ぐらいもつという。茹でる時間を短めにして硬めで保存するのがポイントだという。
「まいたけチャーハン」の作り方。ごはんにマヨネーズ、しょうゆ、すりおろしニンニクなどを混ぜて展示で加熱。カニカマ、まいたけをちぎり、長ねぎは粗みじん切り。ごはんに具材をちらしてレンチンして混ぜたら完成。
クリスマスに何をするかについて話してエンディング。
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