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- 天達武史 谷原章介 西岡孝洋 古市憲寿 風間晋 田中良幸 堀池亮介 小室瑛莉子 岩田明子
国会では改正子育て支援法が可決。こども誰でも通園制度の導入、育児休業給付金の拡充、支援金制度の創設などが盛り込まれている。きのう厚生労働省が公表された人口動態調査によると前年より4万人ほど減少。1人の女性が一生の間に生む子どもの数を示す合計特殊出生率が全国平均で1.20と過去最低。東京都は0.99で都道府県別で最も低く、初めて1を下回った。
少子化対策に詳しい静岡県立大学・藤本健太郎教授の解説。去年の合計特殊出生率は全国平均1.20。最も出生率が高かったのは沖縄1.60、東京は0.99。少子化で起こる問題点:労働力が低下し、国内総生産(GDP)が減少。医療、介護などの社会保障制度の現役世代の負担増。保育園閉園や小中学校の統廃合が進んでいずれ街がなくなる。藤本教授は「1を割るのは衝撃的だが、都市部は住宅費が高くて通勤時間が長く、育児協力者も見つけにくい。東京都は以前1になったこともある。東京は地方から若者が流れ混むことで人口が維持されてきたので東北など以前は高かった地方の特殊出生率が下がっていることが問題」などと述べた。夫婦が理想の数の子どもを持たない理由:1位・子育てや教育に金がかかりすぎるから、古市さんは「いまだに結婚したいですか、したくないですかと聞くと独身者の8割はしたいと答える調査が多い。子ども何人ほしいか聞くと2人とか3人と答える人はまだまだいる。本当なら結婚もしたいし、子どももほしいという人はまだまだいるはず。根っこには安心して子どもを産めない人が多い。日本の一番の大問題と言ってもいい。2.07をきると人口が減る。全国どこ見ても2を超えるところはない。なかなか日本の先行きどうなるか心配になる数字」などと述べた。岩田さんは「少子化の遠因としては未婚率の高さもある。結婚しやすい環境。賃金をアップするとか共働きするとか雇用主が柔軟な働き方を認めるとかいろいろ必要。将来不安も大きい。安心して年をとることができない不安がある。子どもを生むにも安心だというビジョンを示してほしい」などと述べた。風間さんは「東京が1を割ったというのは大きな見出しだと思うが、注目したのは結婚の数が過去最低。日本の場合は結婚しないと子どもが生まれないということが大きい。将来が不安という部分に対して政策の問題だけじゃなくて、政治資金規正法の改正や大手自動車会社が不正をしていたというニュースを目の当たりにするとちょっと大丈夫かという意識は高くなる」などと述べた。古市さんは「コロナ政策も大きかった。2020年から特に若者に対してあまり街に出るなとか人と会うなと言ってきた。若い人はリスク少なかったのに高齢者じゃなくて若者に街に出るなと言ってきた。結果として結婚数も減るし子どもの数が減るのは当然」などと述べた。
政府高官も危機感を持つ出生率の低下。「改訂子育て支援法」が成立。児童手当は所得制限を撤廃、支給期間18歳まで延長、第3子以降3万円に倍増、ひとり親世帯の児童扶養手当、子ども3人以上の世帯加算部分の支給額増、妊婦のための支援給付・妊娠している子供の数×5万円、国民年金保険料。こども誰でも通園制度・親が働いていなくても3歳未満の子どもを保育所などに月一定時間預けられる、育児休業給付・両親が14日以上育休取得で28日間を上限に給付率引き上げ、育児時短就業給付・2歳未満の子供の親時短勤務中の賃金の10%支給。藤本さんは「これまで育児の給付が日本は少なかったので前進。ただまだ十分ではない。育児でお金がかかるのは教育費。日本の大学はヨーロッパと比べ高い。ドイツの国公立大学やスウェーデンの大学は無償なので教育費への支援が課題」などと述べた。「改正子育て支援法」の財源について。すでにある予算の最大活用1兆5000億円程度、歳出改革1兆1000億円程度、公的医療保険料に上乗せ「支援金制度」1兆円程度を少子化対策の強化で年間3兆6000億円。1兆円程度を負担することは間違いない。藤本さんは「税金と言っていいかわからないが、育児家庭を高齢者も含めた幅広い世代で支える仕組みだと理解している」などと述べた。岩田さんは「歳出改革の見通しも確かではない。支援金については医療保険からということで増税。ここを説明してこなかった。あとから説明されると理解が深まることにはつながらない。この負担をどう使うのかしっかり説明していかないと」などと述べた。古市さんは「子どもが減ると本当によくない。異次元の少子化対策と岸田政権やってきた。あれは本気ではなかったんですか」などと述べた。岩田さんは「懐あったかくして塾や学校にあてようというところは実現しているので、子ども3人以上いるところはお金かかるので、家計には優しい面もあったが負担についての説明がなかった。全体のパッケージが100年の計画として示せていない」などと述べた。風間さんは「法案が通ればおしまいではなく、政府やこども家庭庁なり行政も国民の理解を継続させるためには説明を一生懸命やらないといけない」などと述べた。藤本さんは「非常に危機的状況でできることはなんでもやるということが大事」などと述べた。
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日本時間けさ7時40分ごろから始まったパイレーツvsドジャース戦に2番指名打者で出場したドジャース・大谷翔平。第1打席は最強ルーキーのポール・スキーンズ相手に3球三振。このあとの打席に期待。きのう行われたパイレーツ戦、PNCパークでの試合に出場するのは初めてだった。試合はドジャースが1点を追いかける展開。8回第4打席で人類最強左腕といわれ時速169kmを記録したチャップマンとの対戦でセンター前ヒット。これで34球場全てでヒットを記録。一方、MLB公式インスタグラムに投稿された大谷の写真が「伝説のロックスター」に似ていると話題になっている。
今朝は「口臭」のお話。口臭などの原因菌は、約66%舌にあるという。そこで、「ピュオーラ 泡ハミガキ」を舌に直のせする。10秒ほどクチュクチュして、ブラッシング。舌の上の菌まで殺菌・口臭予防になる。歯茎のケアには「ピュオーラ 濃密パック泡」。
MLB公式インスタグラムに投稿された大谷翔平の写真。ヘルメットを取り、笑顔をみせてる。よく見ると、髪が乱れ「リーゼント」のようになってる。これをみたファンからは、「エルビス大谷」などの声がきかれた。「エルビス」とは、リーゼントヘアがトレードマークだったエルビス・プレスリー。
大谷翔平は、 けさの試合で15号HRを放った。
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- ピッツバーグ(アメリカ)大谷翔平水原一平
今日、東京ディズニーシーの新エリア「ファンタジースプリングス」がオープンする。きのうは前夜祭として、ドローン1000機によるイベントが行われた。東京ディズニーリゾートの新エリアオープンは、2020年の美女と野獣エリア以来となる。
「ダイエット島」・「Re:リベンジ-欲望の果てに-」の番組宣伝。
全国の気象情報を伝えた。
今月から電気代が値上げされ、全国大手電力会社10社全てで値上がりになる。今年は、「ラニーニャ現象」により、猛暑が予想され、観測史上1位の暑さになる可能性があるという。東京・巣鴨にある「山年園」では、店の入口を常に開けてるため、暑い日は店内の冷房を強くせざるを得ないという。なぜ、電気料金が上がるのか。一般家庭だけではなく、夏のレジャー施設にも影響が及ぶかもしれない。
きょうの解説は第一生命経済研究所・永濱利廣さん。電気料金は6月も値上げとなり、過去最高水準に迫っている。東京電力の電気料金を見てみると、おととし9月~去年1月はロシアのウクライナ侵攻もあり9,126円の最高水準に達した。その後、緩和措置・補助金などで下がったが、今年7月には8,930円となった。7月に値上げとなった理由は、今年5月末で政府がエネルギー価格高騰の緩和措置である値引きを終了したため。このタイミングで補助金を終了した理由について林官房長官は先月30日、「燃料価格は落ち着いている。LNG・石炭の輸入価格がロシアのウクライナ侵攻前と同程度に低下したため」としている。永濱さんは「林さんはこう言っているが、春頃に中東情勢が緊迫した影響で足元では化石燃料が上がったりしているし、円安も加速しているのでもうちょっと上がるんじゃないかと思う」と話した。スーパーなども再生可能エネルギー賦課金の引き上げや補助金の終了に苦しんでいる。練馬区にある「アキダイ」では5月~7月の電気代を試算したところ、約15万5,000円の負担増だという。秋葉社長は「電気代は照明やエアコンに影響される。これから暑くなっていくと商品が駄目になるのでエアコンは切ることができない。商品の価格に影響が出る可能性も」と懸念する。さらに電気代高騰によりかき氷店にも影響が出る。巣鴨にある「雪菓」では富士山で作られる天然氷を使った贅沢かき氷が人気だが、中でも一番人気はアメリカ直送のピスタチオを使った「ピスタチオミルク」(1,750円)。代表の本田さんは「天然の氷がとけてしまったら何も残らないので、保冷する冷凍庫の電気代がかかる。値上げはしたくないが、もっと電気代が値上がったら考えます」としている。
夏のレジャー施設にも影響が出る。去年の帝国データバンクのデータによると、国内190施設のうち43.2%でチケット代が値上げとなった。主な原因は電気代の高騰。愛知・蒲郡市にある竹島水族館ではオタリアのショーなどが人気だが、水槽を維持するのに電気代がかかり、入館料はこれまで500円だったのを今年の4月から900円(大人)に値上げせざるを得なかった。副館長は「水族館は生き物が一番優先。節約ができない」と語る。深海生物の水槽は通常の水槽の20~24度と比較して12度に保たなければならず、深海生物が多い竹島水族館には深刻な問題となる。電気代の高騰にも負けず運営するのが新潟県阿賀野市にある「サントピアワールド」。おととしは電気代が2倍となったが、装飾用の電飾を減らしたり、お客さんに漕いでもらって発電するなどのアイデアで乗り切っている。園長によると「もう節電はやり尽くした」とのことだが、今年の対策も考えているという。
遊園地サントピアワールドの今年の対策はまきの製造販売。サントピアワールド・高橋修園長は「独自の収入減でお客さんの負担を軽減する。“照明の明かり”は消しても“園の明かり”は消さない」としている。節電のため冷房に関するアンケートで(パナソニック「エオリア」調べ)、今夏のエアコン利用意向に関する実態調査によると、電気代値上げや補助金終了で「家計への負担を感じる」81%と回答したという。「節電のため冷房利用を我慢しようと思う?」では「我慢しようと思う」が43%と伝えられた。風間さんは「電気代とかガス代とか大元が下がる見込みが全くないという前提で考えないといけない」などとコメントした。岩田さんは「やるんであれば家計にプラスになるように即効性のある給付金が現実的な考え方。」などと話した。
多くの人を魅了し話題となっているのが四季の星空、月のある空、オーロラ、天の川など世界中で撮影された絶景写真の数々。SNSの総フォロワー数100万人超、星空写真家・プラネタリウム映像クリエイター・KAGAYA。4年ぶりの新作写真集「天空の庭」が異例の重版決定。約100点の作品が見られる展覧会「KAGAYA星空の世界・天空の贈り物」横浜市・そごう美術館で7月1日まで開催。KAGAYAが選ぶ“奇跡の絶景写真”ベスト3を紹介。ハワイ島「月虹の向こうに」。月の光でできた“幻の虹”「ムーンボウ」は天の川、山頂近くで輝く金星、幻の虹の奇跡の共演されている写真。「北海道のオーロラ」は撮影時間5時間、約2000枚の中から選ばれた。ボリビア・ウユニ塩湖「銀河のほとりで」は雨季限定の絶景。数々の気象条件が揃った時に現れる奇跡の鏡面世界。KAGAYAにまだ知られていない日本の絶景ポイントを聞いた。
日本気象協会発表の「2024年台風接近数(本州・北海道・九州・四国)」では8月以降に接近数が増加する見込み。ラニーニャ現象発生時の台風の進路は日本に接近しやすくなる、と天達気象予報士は伝えた。
きのうから幕張メッセで日本最大規模のドローン展示会「Japan Drone 2024」が始まった。ドローンの国家資格の実地試験の練習を自宅でもできるように開発された手のひらサイズのドローンや、全長6m、荷物積載量200kg、最長2時間の飛行が可能なドローンが展示されている。会場ではドローンを使ったスポーツも行われていたという。
「ドローンサッカー」の紹介。5対5で戦い、球状のプラスチックフレームに覆われたドローンボールを空中のゴールに入れると得点となる。
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